冬用に着るドライスーツを去年の秋に新調したのですが、どうそもフィッティングがいまひとつだったせいもあって、自然と足が遠のいちゃってました。
でも、もうウェットスーツシーズン。
いやぁー、やっぱりウエットスーツはよいですっ!
ま、ちとまだ寒いけど(>_<)
海は陸よりも2カ月遅れくらいで季節が移ります。
だから海の中はまだ春。
水温もピークの9月ころに比べるとちょっとまだ低目かな。
場所はいつもの伊豆海洋公園。
特徴ある地形と豊かな魚影で、何度潜っても飽きないポイントです。
世界的にも、大都市から2時間で行くことができる大規模ダイビング・ポイントは珍しいんです。
ワタクシは9年間で550本くらい潜っていますけど、そのうち60%が伊豆海洋公園です。
まさにホームビーチ。
今回もイロイロな生き物たちと会うことができました。

メイタガレイ。10cmほどでしょうか。砂に潜ってエモノが来るのをじっと待っています。
人間たちが近付いてきているので、彼は緊張しながらガンをつけてきます。

ネンブツダイ。彼らの周りにも仲間がいっぱいいます。
コイツラはオス♂ですね。もうちょっと季節が進むと口の中にいっぱい卵をほおばって、一生懸命口内保育にいそしみます。
ほおばって口をモゴモゴさせている様子が念仏を唱えているように見えるのでこんな和名がついてます。

キンメモドキの群れ。
このほかにもイサキやイワシのちっちゃな


ハナタツ。
ちょっと見えづらいかもしれません。そのへんの海藻に擬態しています。
見たとおり、ハナタツはタツノオトシゴの親戚です。
ここからはウミウシ×3。ウミウシはこのように華やかな色をしたものがほとんどです。
ナメクジ系かと思っていましたが、彼らは貝の仲間。固い貝殻を脱ぎ棄てて、その分ハデハデになって、「食べてもまずいと思うよ」と他のサカナたちにアピールしているワケです。

ニシキウミウシ。伊豆では大きめ。測ってみたら人差し指くらいありました。

サラサウミウシ。
これはちよっと小さいです。2~3cmくらいでしょうか。
ウミウシを撮るときはマクロレンズを付けて、息を止めて(ぶれないように)します。
触角にピントを合わせるのがセオリー。

アオウミウシ×2。絡まって見えるのは交接中だからです。
さすがに交接中はかなり珍しいので、「よっしゃぁー!」ポーズを(心の中で)とりながら撮影しました。
二つのカラダの間に透明な交接管が見えます。
ウミウシは雌雄同体(オスメスの区別がない)なので、単独でも産卵できるのですが、それでもこうやって交接して違うDNAを取り込んだほうが遺伝的には優れた子孫を残せるのです。
途中ちょっと本振りの

どーせ濡れちゃうし。
いやぁータンノーしちゃったなぁー!
Diving Log
No.551(砂場ポイント)
IN 10:14 OUT 10:53(39分)
水温19℃ 透明度 5~15m
最大水深 21.3m
No.552(一の根ポイント)
IN 13:57 OUT 14:42
水温17℃(さぶっ!) 透明度 5~10m
最大水深 18.9m
夜は仲間たちと行きつけのイタメシ屋さん"La Porta"に。

国道からちょっと入った別荘地の中の一軒家レストラン。
間違いなく外れなしのオススメです。
次のダイビングは海の日連休かな?