


ワタクシが参加している海の環境を守るNPO法人"OWS"が開催しているイベント「トークセッション」開催のお知らせです。
6月に開催したテーマはユル系の生き物「フジツボ」でしたけど、7月テーマはもちっと社会的。
「漂着物から海ごみ問題へ
―今我々にできること」
です。
第54回OWSトークセッション
ゲストスピーカー:藤枝鹿児島大学水産学部准教授
2010年7月9日(金) 19:00~20:30
自然環境情報ひろば 丸の内さえずり館
千代田区有楽町1-12-1 新有楽町ビル1F
参加のお申込みはこちらからお願いします。→OWSサイト
OWSサイトに書かれているイントロ文をこちらにも。
日本には、黒潮、対馬暖流に乗って南方から様々な漂流物が漂着します。
漂着物は、遠い異国といった距離だけではなく、長時間もかけて流れ着くため、「時間と空間」の旅人です。
しかし近年、その様子も私たちの生活スタイルの変化により、味わいのある「漂着物」から、プラスチックを主とする「海ごみ」へと変化してきました。
今回は、とっておきの漂着物と同時に、海洋環境問題の一つである海ごみの実態を紹介し、今我々にできることついて皆さんと考えたいと思います。
OWSでは、以前から海流に乗ってくる海洋ゴミ問題を取り上げていました。
コアホウドリが東アジア沿岸から流出した100円ライターをエサと間違え、ヒナに与えてしまっています。
当然消化できないので、彼はいつも満腹状態。
結局エサを食べられずに餓死してしまいました。
破れてしまってそのまま遺棄される魚網。
その魚網が首にからまっているアシカがいたり。
これらはほんの一例です。
OWSも熱心に取り組んでいる海岸のゴミ拾い、ビーチクリーニング。
これはただ単に砂浜をきれいにするだけではなく、遠い海外の動物を守るために行われているものなのです。
ミッドウェイでは日本の100円ライターが、日本海沿岸では中国や朝鮮半島で捨てられたポリタンクが問題となっています。
今回のトークセッションではこういった海洋ゴミの実情についてのレポートです。
北太平洋のミッドウェイでは、自然保護のために一般人の入島を禁止しています。
でも海から漂着するゴミは防ぐことができません。
これはゴミを捨てるほうをストップさせるしか方法がありません。
多くのヒトにこんな実情を知ってもらいたいと思います。