皆様こんにちは。
毎度おなじみ美軌模型店です。

新潟産の気動車を新潟で作る！その22

いよいよ車体も出来上がり、

塗装を控えて

最後にあるパーツを準備しているところです。

なかなか、すぐに

プシューッと塗って黄色くすることも

ままならないものですね(笑)

恐らく、こういった切抜き工作の

トリを飾るのが、この窓枠部分かと思います。

印刷した薄手のケント紙を

線に沿って定規を当てて切るという

全くもってローテク原始作業なのですが(笑)

実は、これも

プロッターカットを試しておりまして。

比較のために、並べてみたものが

写真の上のものなのですが

そりゃ、紙をセットして

クリックすれば切ってくれますから

ラクはラクなんですけど

あまりにも歪みが大きく、

さすがに使い物にならなかったのでした。

切り残しがあるのは、

仕上げにチョンとナイフで押せば

たいがい抜けますので問題ではありません。

ただ、この若干のラインの歪みは

極力正確な四角形が欲しいような場合や

精度の高い小径カーブが欲しい場合などは

物理的にどうしても歪みますから

やはり、Nスケールには少々厳しいかもしれません。

今回の工作で、

合わないはずのない部分が合わなかったり

形状が予定と違う部分などが発生して、

結局その修正に手間を取ってしまい

果たして機械切断でラクが出来たのかどうか

一貫して疑問を持ったままだったりします。

恐らく、最初の切断の手間はかかっても

仕上げの手間が極端に少なかったでしょうから

トータルでは、手作業の方が

速くて正確に作れたように思いますね。

作業の話に戻りますが、

今日切り出した窓枠パーツは

そのまま瞬間接着剤を染み込ませて固め、

表面をペーパーで仕上げて出来上がりました。

ちゃんと、揃った窓の感じがします。

ちなみに、プロッターカットは

0.3mm程の平行の線とかは苦手なようですね。

なんだか、こきおろすような文章になってしまい

恐縮ではあるのですが(笑)

それでも、使い方によっては

プロッターカットは実に有用で

さほどシビアな精度を要しないもので

同じものを多数切りたい時や

幾何学模様など、

とても手では切りたくないもの等においては

大変重宝するものです(^^)

安いものでも数万円しますから

モトを取るほど使うものなのか、

手が出る金額だけに、

買おうか迷う方も多いかと思いますので

ご参考になるかもしれないと思い

ちょっと逸れたお話を書いてみました。

ちなみに、今日切った1両分の窓は

作業時間でいうと15分くらいでしょうか？

これだけ窓が少ないと

そんなに苦ではありませんでした。

取付は、車体塗装後に

あらかじめ黒塗装した窓枠を

窓ガラスに貼った状態のものを

裏から貼り付ける方法をとる予定です。

ちなみに実物の窓枠は

上下スライド開閉可能なため

本当は上下段がツライチではありませんが

折角、薄手の紙で車体を作ってますので

引っ込みを抑えて薄肉感を活かすべく

今回その表現をしない事にしました。

はい、もちろん手間の問題もありますよ(笑)

黒いし、目立たないこと間違いないし

手間対効果、でいうと

そこまでこだわらなくてもいいかな、

といったトコですね(^^)

さてさて

これでようやく塗装に移れますかね？

大変お待たせしました。

というか、待っておられる読者様が

どれだけいらっしゃるか判りませんけど

少なくとも、私自身は待ちくたびれました(笑)

明日、頑張ります(^^ゞ

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結局、手作業の方が正確という結論