皆様こんにちは。
毎度おなじみ美軌模型店です。
糸魚川のキハ52を作ってみよう!その9
さてさて
これが一番不安を煽ってくれる箇所というか
苦手意識や食わず嫌いにお思いの方も
多いのではないでしょうか?
今日はそんな「鬼門」の工作です。
鉤括弧をつけているのは
あくまでも気持ちと手順の問題だからです(^^)
私の場合は、こうなりました!
これは前回の工作の
Nゲージの丸屋根車のときにも申しましたが
三次元曲面の削りはとにかく
「決まりきった部分から
順序良くキメていく」
ことによって、
誰でもそれなりの形状にすることが可能なのです(^^)
例えば今回のキハ52の場合は
上は屋根の延長線上にまっすぐ
屋根カーブのとおり平らに削り、
横も側板とツライチに平らに削り、
前面の後退角に合わせて削り、
最後にカドのRに合わせて
同じくその延長線上にまっすぐ平らに削れば
もう既に結構いいトコまで出来たのがわかると思います。
そうそう。
使う道具は今回も
ステンレス定規にペーパーをクリップでとめた
即席平ヤスリです。
木や紙の場合は鋼のヤスリより速く削れて、
縦に引こうが横に滑らせようが
ひとしく削れるのも便利です(^^)
で、ここからがメインイベントです。
奥が上述の工作で、
「折妻」の状態になったところ。
そのカドを落とし始めて
最終的な前面のRに近付けたところが
手前側の状態です。
240番くらいのペーパーで軽くこすると
あっという間に削れていきますから
くれぐれも慎重に。
削りすぎると、
また盛り付けて修整するのが面倒です。
わずかな削り作業で
すぐこの状態まで進みます。
バルサは木目がガサガサですから
ケバ立ちも尋常でありませんね(笑)
ここで低粘度の瞬間接着剤を
たっぷりとしみ込ませて、
ライトまわりの隙間は
で埋めてから、
最終的な表面仕上げへと進んでいきます。
削るうちにバルサの地肌が出てきたら
また瞬間接着剤をしみ込ませて削り
納得いくまで形を整えたら
最後は600~1200番くらいで表面を磨けば
さっきまでのケバケバがウソみたいに
ツヤツヤに光ってくれると思います(^^)
いくら磨いても光らない部分は
固めた層を削りきって
バルサの地肌が出た状態です。
そういう箇所も、やり重ねるうちに
いずれ完璧になっていきます。
結局、最終的には
角度を変えたり光を当てて影を見たり、
そう短時間には納得のおでこは作れませんけど
上、横、前、そして最後にカド、
という、
考えなくても落とし込める部分を
とにかく先に決めてしまえば
そう激しく違うような形状にはならないと思います。
慣れは役に立ちますが
センスなんか要らないのです(^^)
再掲。
これでリアルと感じるかどうかはともかく
奥の切妻形状の状態でさえ
すでにキハ52の顔には見えますよね?
なので、最悪の場合でも、ここから先
「キハ52には見えない」
という失敗が起きる可能性は
ゼロに近いと思うのです(^^)
粉でも盛って削り直せば
やり直しもいくらでも出来ます。
そして、ゴールは
「自分が納得した時」です。
そう考えると、
少し気楽になりませんか?
自信が無い、出来る気がしない、
という理由で自作を諦める方に
少しでも好奇心をお持ちいただけたらいいなあ、
と思いながら、
今日は結構な長時間を費やしました。
ひとヤマ超えたところで
もう夜更けになりましたので
続きはまた明日(^^ゞ
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