青鬼は毎日、娘をつれて
仕事に行っている。
青鬼の仕事は、
トルコの伝統手芸オヤを扱う
ネットショップのお手伝い。
かれこれ2年半程
お世話になっているのだが、
娘を連れて行けるし、
コロコロと予定が入っては
それに対応してもらえるので
本当に助かっている。
ここの社長、
彼女も日本人妻で、
初めて青鬼が
トルコに来たときからの
つきあいなのだが、
青鬼の扱いがうまい。
今年の夏、日本で
展示会を控えている
ネットショップ。
青鬼は、6月に日本に
帰国予定なのだが、
仕事は山積み
そんな中、日本人妻の
大先輩であるMさんが
先着5名で
パン教室を開くという
ニュースが届いた。
行きたい~!!
私は早速社長に
お休みの申請をした。
「来週の水曜日、パン教室に
参加したいので
お休みをいただいても
いいでしょうか?」
「いいよ」
「やったー!」
「いいけど、分かってるよね?」
「え?」
「帰国まで、もう1ヶ月ちょっとしかないこと」
「それは、休んだらダメってことですか?」
「いや、ダメとは言ってないよ。
ただ帰国まで時間がないよ~って事を
伝えたかっただけ」
「出勤させていただきます・・・」
「え??いいの~?
別に行ってよかったのに~」
「じゃあ行っていい?」
「帰国まで日にちがないのに?」
「出勤させていただきます・・・」
延々と続くお休み申請のやり取りに
横でもう一人の仕事仲間が
「青鬼さん、当日、
お腹が痛いって言って
休みそうですね~」
と、ゲラゲラ笑いながら
ちゃちゃを入れていた。
青鬼のお尻を叩くのが
上手な社長。
本日もお仕事がんばらせて
いただきます。
来週の火曜日あたりから
風邪ひこうかなあ・・・ポツリ
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