アフカン(アフター還暦)

『おひとりさま』修行中

Yuki姐 です

 

好日の時々をノンフィクション

(多少の脚色はアリ)

で記録しています

 

たまに乳がん&膠原病経過観察

途中経過…あり

 

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2020年9月〜2021年9月までに

起こったコト

(主に『膠原病』『乳がん』

との生活)の記録

前癌後日々是好日

 

2022年7月よりタイトル変更

 

*還後時々是好日*

=アフカンドキドキコレコウジツ=

 

 

何ヶ月ぶりだろう。道の駅にきた。

 

へ?スタバじゃん…道の駅?

 

 

 

スタバのカップ(中身はアイスコーヒー…おもろない)の向こう側にうすらぼんやり写っているのが道の駅。

 

 

このスターバックスは国道沿いの道の駅の一角に新しくできた。今年のゴールデンウイークに開店。

 

全国のスターバックスで出る『コーヒーのかす』をリサイクルする会社と道の駅の3者で廃棄物削減に取り組む

『greener store』として開店した国内2号店だそう。

 

こんな田舎に…こんなおしゃれなスタバ。

開店当初は長蛇の列だったって。

 

 

最近スタバに行く機会がないし、スタバでコーヒーを飲むことも買うこともないから…

 

と思ったけど。入ってみた。

 

 

あ。そうだ。コーヒー豆がそろそろ切れる…どれどれ…

 

とみていたら感じのいいお兄さんが小さいカップにコーヒーを入れて持ってきてくれた。


「どんなモノをお探しですか?」

 

それはコストコでも良く見る『Pike Place Roast』

 

この豆はシアトルの1号店でできたものだそう。


 

私のコーヒーの好みは苦くて深くて酸っぱくないやつ。

このPike Place Roastも好きな味だ。

 

そう言って、薦めてくれたものの中に『TOKYO  ROAST』があった。

 

 

「Pike Place Roastがシアトルなら、Tokyo  Roastは目黒でしょ?」

 

私がそういうとお兄さんが嬉しそうに「そうです!よくご存知ですね。東京目黒のロースタリーで焙煎しています。日本で焙煎しているものはコレだけです。」

 

決まりだな。目黒のロースタリーは行ったことがない。

 

 

ロースタリーはニューヨークのチェルシーマーケットの隣の店に行った。

 

 

 

 

 

 

スターバックスリザーブロースタリー。

 

日本にロースタリーがオープンする前だったから、日本からの観光客がいっぱいいたな。

 

 

このでっかい釜(窯)で豆を焙煎していて、いい香りがしていた。

 

ニューヨークのブルックリン。おしゃれな街のスターバックス。

 

 

 

 

田舎のスタバで、Tokyo Roastの豆 とアイスコーヒーのトールサイズを買った。

 

「袋はご一緒でよろしいですか?」とお兄さんがいうので、

 

「袋はいりません。もったいないのでそのままで。」

 

お兄さんは目を細くして笑って「ありがとうございます。…ちょっとお待ちいただけますか?」

 

そういうとレジに買った豆とアイスコーヒーを置いたままどっかに消えていった。

 

別に急いでいるわけじゃないけど、袋いらないって言ったんだからそのまま渡してくれたらいいのに…って思って手持ち無沙汰で待っていると、入口から3、4人の待っている人たちが…。

 

あらあら。待たせて申し訳ない…。2つあるレジのもう1台で待っているお客さんをさばいていたけど、それでもまだ待っている人が出てきた。

 

ちょっとと言ったそのちょっと+ちょっとぐらいでお兄さんが戻ってきた。

 

その手に小さい袋。



 「こちら試してみてください。Tokyo Roastと比べて少し深煎りです。ありがとうございました。」そうニッコリと私を送り出すと、すぐに待っているお客さんに笑顔を向けていた。


 

比べるのもなんだけど…田舎のスタバもなかなかどうして捨てたもんじゃない。

 

アイスコーヒーを手に振り返って写真を撮った時になんだかちょっと誇らしかった。