今日は6月6日。
お稽古はじめの日。
昔からの習わし。
芸事は6歳の6月6日から始めると良いとされている、らしい。
(…ちょっと『オーメンか?』と思った…6ならび)
それじゃあさあ…6歳には戻れないけど60歳でもいいんじゃない?
『道』がつく芸事をやったことがない。
ここいらでやってみたいとかなり前から思っていた。
柔道、剣道、弓道…体力モノは今すぐは始められないっていうか、やりたくない。
茶道、華道は今更…って感じ。
ファンキーな格好のばぁちゃんが、筆で『サラサラ〜』って…
カッコよくない?
っていうか、そのぐらいできたほうがいい。
実はだいぶ前から考えていたことだった。
当初はどこかに(書道教室?)習いに行くつもりだった。
でも、このご時世。その上私が書きたい(習いたい)字を教えてくれる教室がなかなか見つからず。
そうしているうちに(愛犬のために)家を開けることが難しくなってきてふと思った。
書道は学校でもやってた。
お手本見て書初めしてた。
自分でできるんじゃない?
(実は、いつもの私のパターン。とりあえず、独学)
大きい本屋さんで見つけてきた。
自分でできるように親切丁寧な教科書。
かな文字のまさに『いろは』が記してある。
そして、この箱。
私の母が生前使っていたもの。
母はとても綺麗な字を書く人だった。手紙の字もとてもきれいだった。
母も仕事を辞めた頃(70歳ぐらい)にこれを使って書道を習っていたようだ。
硯も墨もちゃんととってあった。
あつらえたような習字の道具入れはお菓子が入っていたもの。
こんな箱を利用しようと思うところが、親子だなぁ…と思う。
下敷きと練習用の半紙…
かな文字を書くのに適した筆は、銀座の専門店で聞いて選んでもらったもの。
筆の右に写っているのは漆塗りの硯箱(文箱)
今まで
『今日からやろう!』『いや…今日は用事がある…』
『今日こそやるぞ!』『だめだ…愛犬が…』
と何やら都合を不都合にして始められなかったけど、
今日始めると続けられるという『謂れ』に乗っかって、とにかく始めよう!
ここで宣言したし…。
60歳でも遅くない!
今日は6月6日【稽古はじめの日】