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コレを書いているのはどんな姐
『乳がん』診断までのまとめ
『膠原病』について
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早く来たのに呼ばれたのは9:30を過ぎてた。
T先生、開口一番「どう?手は」
Y あれ?先生、覚えててくれた?いやもう大変だった、かゆくて…。
T かゆい?
Y 今、ちょっと見せてあげる(スマホの写真を探しながら)先生に電話した日に行った皮膚科でもらった薬が弱っちくて全然効かなくて…ほら!見てコレ。
T (写真を見て)ぎゃっ!そんなだったの?ひどいな…まぁ、次から次へと…。
Y いやもう副作用の中で一番辛かったよ。何もできなくて、かゆくて…。
でも、今はここまで引いてきた。
火曜日に休診だった皮膚科に水曜日に行ったら『多形滲出性…』
T 『多形滲出性紅斑』?
Y そう!そう言われて、抗がん剤のせいだろうって言われたの。だから抗がん剤やめれば治るって。やっているうちはまた、出るって言われた。
T え?どこの皮膚科。どこの市町村?
…うーん。抗がん剤のせいかなぁ。
Y (ヤバい。このままだと治療が変わったら困る。)で、この薬をベッタベタつけて、手袋してた。
T (デルモベートを見て)あー、一番強いやつね。
Y これをつけたらかゆみが引いた。痒くなったらまたつけて…。とにかく我慢してた。で、その先生にかゆみ止めの薬出してって言ったら、抗がん剤の中にステロイドが入ってるみたいだから僕の権限では出せないって言われて…。
でも、薬つけてかゆくなかったらなんてことないから、このまま抗がん剤は続けたいからねっ!(言った!言ったった!わかった?)
T うーん。コレはアレ科に見てもらったほうがいいなぁ…。
Y へ?アレ科?皮膚科じゃなくて?
T うん。皮膚科でもいいけど…。抗がん剤のせいというよりMCTDが関係しているような気がするんだよなぁ…。
Y ……。そうなのかなぁ。(アレルギーじゃないと、思うんだけど)見てもらったほうがいい?
T うん。次のI先生の予約はいつ?
Y この間5月中旬って言ってたけど、先生予約入れるの忘れてるらしくて…。
T 今日はいるかなぁ。水曜日はいるんでしょ?
Y 今日はわからない。外来は明日だけど。水曜日は病棟にいるから特別だったんだけど。でも、今症状出てないよ。
T その写真を見せたらいいよ。紹介状書いておくから。診てくれるかどうか聞いてみる。
しばし、キーボードを叩くのに集中。
私は、コレからどう展開していくのか?カレンダーを見ながら考えていた。
T じゃあ、今日診てくれるか、水曜日か…。
Y 今日? まず、今日はできるの?
抗がん剤。
T うん。できるよ。薬は…。
Y かゆくて忘れてたけど、ジーラスタ打って帰ったあと、下半身が痛くてどうしようもなかった。
T あぁ。ジーラスタのせいだね。ロキソニン出しておくよ。
Y あ、ロキソニンある。飲んでいいの?
T いいよ。便秘薬は?うがい薬は出しておくよ。
Y 便秘薬は必要ない。うがい薬は一本でいい。あと、かゆみ止めの飲み薬出してくれる?
T デルモベートのあとに塗ると効くかなぁ…。(お薬大辞典みたいなやつをパラパラ見てる)
Y いや。飲み薬ね。デルモベートはいくら塗っても何回塗ってもいい!って言ってたから、多分我慢できるとは思うけど、かゆみ止め出してくれるなら嬉しい。
T うん。じゃあ、出しておこう…。カタカタ…。あれ?この薬はアレ科じゃないと出せないや。ボクの権限では出せない…。
Y ああん、もう!みんなして『権限』て!もう…。いいや、I先生に出してもらえるか聞いてみる…ていうか、先生、手紙に薬出して!って付け加えておいてね。
T えーっと…(魔法の手を持つ看護師さんを呼んで)アレ科に診てもらうんだけど、いきなり行ってもだめだよね。なるべく早く。今日でも、あさってでもいいから予約?とってもらえる?
看護師さん抗がん剤の番号を書いた紙と薬剤のオーダーを私のファイルにはさみながら「じゃあ、今アレ科に聞いて見るから受付のところで待っててくださいね。」
先生に「がんばってね!」と見送られて診察室をあとにした。
あー。あんなに早く来たのに。すでに10時を過ぎている。
これだと終わるのは13時半過ぎか?