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 バツブルー『乳がん』診断までのまとめ丸レッド

バツブルー『膠原病』について丸ブルー

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 尿検査を出したあと、アレルギー膠原病内科へ。

受付で名前と予約の件を伝えると、54番の診察室の前でお待ちください、とのこと。

 

5分ぐらい待つと、呼ばれた。

 

Y こんにちは。すみませんね、この間からお騒がせして。

 

I いやいや…。どう?調子は。あれ? 抜けた?

 

Y はい。もう、すっかり…。

 

I でも、眉毛残ってるね?

 

Y そう。これがあるのとないのとでは、病人感が違うからね。 先生、早速なんですけどたぶん乳腺の先生から手紙来てると思うけど…。 手がね。

 

I なになに? どれ…。「……浮腫がナントカ…ヘパリン…アレルギー反応が疑われる…ナントカかんとかのアセスメントをどうとか、こうとか…」

うーん。何言ってるか、わかんないなぁ…。 浮腫? どこが?? Yさんの指、ボクが見始めた時からこんな感じだよね。

 

Y うん。 あのね、T先生はすごく心配性なの。今回、パクリタキセルが冷やさなくちゃいけない問題が出て、二転三転して結局元に戻ったでしょ? 先生にもアドバイスもらって。

それだからか、指の変化に異常に反応してる、たぶんレイノーのことわからないからだと思うけど。

 

I 心配性なのは、悪いことじゃないよ。見過ごすよりずっといい。でも、これに関しては…心配というか…何を言っているのか?正直わからないなぁ。 冷やしたの?

 

Y 冷やした! レイノー出なかった。 なんなら手が熱くなっちゃって、保冷剤がすぐに溶けて困ったぐらい。 レイノー出たほうが良かったかな?ってちょっと思った。

 

I そうなの? でも、ちゃんと冷やしたんでしょ? よかったじゃない。

 

Y そうね。抗がん剤の日、暖かかったし、完全防備で毛布ここまで掛けて、腰にホカロンつけてたからね。

 

I あー、そうか。手先足先は冷やしても、他は温めてもよかったんだね。それはよかった。

え?1時間? 

 

Y ううん。3時間のやつ。 それとね、薬にアルコールが入っていてそれが血流をよくしたのかも。だんだん体も熱くなってきて、毛布も必要なくなった。

 

I ああ、アルコールで溶かしてるんだね。 もう、いろいろな抗がん剤が出てくるから追いきれないよ。 

 

Y 今回の『レイノー冷やす』問題で、一気に治療方針にがたつきが出てきて、レイノーの事わからないから「どんな色になるの?」って聞かれたりした。 たぶん今回の事も指先だから異常に反応してるんだと思うけど、わからないからだよね。言わなきゃよかったとちょっと後悔した。

 

I 見せて。(私の手をつまんだり触ったりして) 浮腫って…ないよな。初めからこんな指だったよ。もともとMCTDは『ソーセージ様』があるし。浮腫っていうのは握れない状態のことだよね。

 

Y そうなの。でも、T先生、触らないから。

 

I へ?触らないの?

 

Y 触らないよ。 触診とか聴診とか、ない。

 

I そうなんだ…。うん。ヘパリンのアレルギーなんて、ないよ。だって、つけてすぐになったんでしょ? (薬の辞典みたいなもので確かめて) ずっとつけてて薬の成分が蓄積してアレルギー反応が起こることはあるけど、そうじゃない。 もともとレイノーがあって、血流が悪かったのが抗がん剤を入れて血流が良くなった(?)のをまた、冷やして、そのあとヘパリンを塗ったら、赤くなった。ヘパリンには血行促進効果も少しだけどあるからね。

 

Y もしかしたら抗がん剤のせいじゃないか?って思っていたら嫌だなぁと思って。今回のことでせっかく3時間のヤツで行こうと思ってるのに、別のに変更するようなことになったら嫌だから。副作用で乳がんの治療が遅くなるなんて、考えられない。

 

Ⅰ ははは。Yさんの性格から言って、細かいことは置いといて、とっとと終わらせたい!ってことだね。

 

Y そうゆうこと。 指が痺れようが、指先が腫れようが、『乳がん』を先にやっつけたいでしょ?

言わなきゃよかったんだよね…失敗した。

 

Ⅰ いやいや…。心配性は悪いことじゃないよ。そんなに気にするのなら別のクリーム…ケラチナミンとか尿素のクリームとか、ニベアでもなんでもいいんだよ。ヘパリンにこだわることない。

 

Y っていうか、膠原病が関係していないか?って、遠回しに聞いていたりしない?たぶん引っかかっているのはそこなんじゃないかと思うんだけど。

 

Ⅰ そうかもね。 うん、そうかも。 ヘパリンがどうとかってことじゃないんだね。そうか。

 

Y 関係ないでしょ?レイノーとか。

 

Ⅰ 関係ないか?って言われても、わからないけど。もともとレイノーで血流が悪いところに

抗がん剤を入れて血流が良くなったのを、冷やした。そのあとヘパリンを塗ったら血流が良くなって腫れた…。ってことかな? 一時的なものだと思うから、ヘパリンは関係ないと思う。

 

Y わかった。そういわれたって、言うね。

 

Ⅰ いや、ちゃんとアセスメントを書くよ。 んん…カタカタカタ…(さすがに早い!タイピング)

コレでどうかな…『ナントカ、カントカでどうしたこうしただから、こうじゃないかな?的な』

(ここの部分は実際はとても流ちょうな医学用語でビジネスマナーもバッチリ!な素晴らしい文章の『アセスメント(診断・評価)』が書かれていた)

 

Y (実際Ⅰ先生の書いたアセスメントが素晴らしかったので、覚えてないけど)すごい!

さすが!これなら納得するね。

 

Ⅰ あとは、次の抗がん剤の時もちゃんと冷やせるといいね。次はいつ診るかな?どのタイミングがいいんだろう。

 

Y 今のところ乳がんの治療にMCTDが影響することは…

 

Ⅰ ない。

 

Y もし、次の時にレイノーが出て、血流が戻らなくて壊死しそうになったら先生が診てくれるの?

 

Ⅰ 薬の指示は出すし、診るよ。 血流促進剤を点滴するんだけどね。

 

Y まぁ、そうなる前に保冷材から手、出すけどね。

 

Ⅰ じゃあ、手術の前…遅いか。

 

Y 5月の中旬頃か、そのあとは検査が5月末に入ってるけど。どっちもまた、先生が病棟の日だから外来の日に来てもいいよ。

 

Ⅰ いや。外来じゃ、こんなにゆっくり診られないからね。外来だとボクの場合は10分ぐらいになっちゃう。 いいよ、わざわざこのために来なくても。 じゃあ、とりあえず5月の中旬にしておくか。

 

Y はい。よろしくお願いします。じゃあ、乳腺に戻ります。

 

Ⅰ がんばって。またね。

 

うん。スッキリ。 乳腺に戻ろう!