小さな幸運を拾い集めて | 60代 まきみち奮闘記

60代 まきみち奮闘記

初老おばさんの独り言です。
40代半ばから絵を習い、50手前に「プロになる」と覚悟を決めてパートしながら毎日絵を描く生活が始まる。50代半ばに初めて挿絵、装画の仕事を経験。
連れ合いとはちわれ猫との三人暮らし


先日、賀茂川をウォーキングして撮った夕陽

きれいやぁ!




十数年前、おっさん何度目かの失業

もう、50を過ぎたおっさんに新しい仕事は無く

「出雲大社は縁結びの神さんやけど、仕事の縁もつないでくれるよ」

と聞いて、2人で車に飛び乗った。

出雲に向かって。

車で西に向かって高速道路を走る途中

陽が落ち始め

車の真正面に真っ赤に燃える大きな大きな夕陽が落ちて行く、、、。

「パパ!すごい夕陽やね!
これは、縁起がええね‼️
神さんが大丈夫やって言うてくれたはるんやね!」

そう言うたことを

今でもはっきり覚えてる。

あの頃は、ゆっくり落ち込む余裕もなく

とにかく、なんでもかんでも

小さな

ラッキー!
と思うことを拾い集めて暮らしてた(笑)

結局、おっさんは上賀茂神社に用務員としてアルバイトさせてもらえるようになり

その後、宮司のすすめで学校へ行き

神職の資格をいただき

神職として正式に神社で雇っていただいた。

神さんが、

「しゃあないな、うちで引き取ってやろう」

と思われたかどうかはわからんが(笑)



苦しい時は

出来たら

苦しい事を数えて暮らすんやなくて

ラッキーなことを数えて暮らしたいね。

特別なことやなくても

道端のタンポポ見つけたら

「こんな可愛いタンポポ見られてラッキー」

床に牛乳こぼしたら

「サボってた床掃除が出来てラッキー!」

小さなラッキーは必ずあるから、、、。



それでもね

今でも夕陽を見ると

胸がキュンとなって

切ないのよ(笑)

「みっちゃん、よく頑張ったね」

って、自分を褒めてやるのよ(笑)

夕陽、好きです。

夕陽は

山に隠れるその瞬間まで

「頑張れよ〜!」

と応援してくれる気がするのよね。