こんばんは。メルです。


わたしのブログは、人々の心の立て直しに貢献させていただく、という思いで書いています。


邪気発生源を断たなければ人類の敵となり、潜在意識が破壊されてしまいます。

邪気発生源を排除し、さらに二元論的思考の排除、自己受容に努めることで、人生は比べ物にならない程豊かなものとなります。





過度な親切心には承認欲求が隠されています。


"いい人と思われたい"

"いい人で居る自分"

"いい事をした自分"



承認欲求を持っている時点で他人軸でありインチキ自己肯定なのですが、過度な親切心は、相手の成長する機会を奪っている場合があるということを理解しないといけません。



わたしの知り合いは、予定があり新宿駅周辺を歩いている時、道に迷っていそうな人に声をかけ、わざわざその場所まで一緒に行ってあげたと言いました。しかも1人に対してではなく、4人にです。そして自分の予定には遅刻しそうだったとか。


その人の勝手なので別にいいのですが、何のために?と、それを「良い事」だとしていることにも疑問でした。


わたしは、声をかけられたらわかる範囲で答えますし、本当に急いでいる場合は申し訳ないですが、交番の場所を伝えたり駅員に聞いてくださいと伝えると思います。



迷っている人に声をかけられ、道を教えてあげることは親切だと思います。

しかしわざわざ声をかけてしまうのは、迷っている人の成長の妨げになりかねないと思いました。その過度な親切心には、いい人でありたい、いい事をした自分 という承認欲求とインチキ自己肯定が確実に隠されています。



これから先もその迷子の人は、いくつも迷う時があるでしょう。緊張するけど、人に声をかけ、道を聞いてみる。その中には、教えてくれる人もいれば、無視する人もいるでしょう。無視されたとショックを受けるかもしれません。しかしそこには教えてくれるだろうという期待が込められています。無視した人のその一面だけ見れば、嫌な人と決めつけてしまうかもしれませんが、本当に忙しいのかもしれないし、迷子の人を助けられる程の心の余裕がない人だったかもしれません。

そこで他人を責めてしまうようなら、自分の心のあり方を正すしかありません。


何度も声をかけ、全員に無視されたとしたらどうでしょうか。じゃあ交番は近くにないか?と思考の転換が出来るかもしれません。

時間に間に合わない!と焦ることにもなりそうですが、焦っては知能が下がります。遅刻してしまってもその事実を受け入れるしかありませんし、焦らない、急がないことを心がけてください。


きっとこの人は、じゃあ次は、初めて行くような場所にはもっと時間に余裕を持って家を出よう、と学べます。人はこのように、思い通りにならないことや失敗からしかレベルアップ出来ません。ずっと楽な状態では、思考しなくなりますよね。"自分で考える"ことはとても大切なのです。過度な親切心は、このレベルアップに必要な思い通りにならない状態を、わざわざ他人が奪ってしまうわけです。


以前、その知り合いは、"どんな自分でいたいかを常に意識していると話していました。これでは自己受容ではなくインチキ自己肯定に向かってしまうと思います。必要なのは自己受容なんです。

承認欲求が強いということは、幼少期に親から心の穴を開けられ、かつ褒められてこなかったのではないかと思います。



相手の成長を妨げたり、可能性を潰したり、失敗を先回りして回避させてしまうことは、子育てにも言えることです。

日本の親は過干渉(干渉も邪気発生源)ですから、子どもが失敗しないように先回りしてアレコレと口を出してしまいます。これでは何も考えられない子どもの出来上がりです。過干渉も毒親のうちに入りますよ。


構いたい気持ちもわかりますが、宿題を忘れて怒られるのも、傘を忘れて雨に濡れるのも、子どもはそこで "じゃあどうすればよかったかと考える機会を得ます。自分で考えさせるんです。


そこは怪我するから危ないよ、なんて声をかけますが、口で言っても心底理解は出来ないでしょう。怪我をして初めて、こうなるから危険なのだと心から理解出来ますね。


過度な親切心、過干渉は、自分の承認欲求から来るもので、相手のためにはならないのだと、理解しなければならないところです。


良いことをしたと思っていても、相手の為にはなっていない独りよがりのインチキ自己肯定はやめましょう。

よくSNSでも自分がした善行を投稿する人を見かけますが、承認欲求とインチキ自己肯定の塊で見ていられません。


どんな自分でいたいか、を大事にするのではなく、そんな自分を受け容れながら、承認欲求などインチキ自己肯定に繋がるものを排除していきましょう。


自己受容・他者受容・足るを知る

これ以上にプラス波動の概念はありません。



最後まで読んでいただきありがとうございました。



メル