金木犀の香り | せっかくガンになったから

せっかくガンになったから

せっかくガンになったから、魂が震えるような奇跡の時間の中だけを生きています。

毎年この時期になると、かすかに匂ってくる金木犀の香りに、はっとする。

そしてようやく、本格的な秋が来たのだと思う。
金木犀が一年過ぎたことを教えてくれるのと同時に、ガンになってから恒例の第九の練習も始まりました。

今年はちょっと特別。
気合が入ります。

ドイツ人と骨格の違う日本人が、いかに同じ様に声をだせるようにするか。

そんな事無理でしょ?
と思うことが体の緩め方、口の開けかた、声を出す時に意識する表情。。etc
で、自分でもビックリするほど声が出る、伸びやかになる。

ここにもまた限界を超える世界がありました。

“でない “のではなくて、だしていなかっただけでした。

声も成長する事を初めて体験して、どこまでも変化していく。

同じ曲が全く違うものになってしまう。

無限のちから。。

“ 絶対に無理 “
と思うことは、絶対に出来ることだとまた歌う事が教えてくれました。

ありがとう。