ガンになってもいいじゃない | せっかくガンになったから

せっかくガンになったから

せっかくガンになったから、魂が震えるような奇跡の時間の中だけを生きています。



今私の周りには、親しい友人だけで25人のがん患者の人たちがいます。

健康な人たちはガンにならないように、食生活を気をつけたり生活習慣を見直す人たちが多くなってきていますね。

私もガンになる30年以上も前から有機野菜を取り寄せ、化学調味料の入っていない自然の調味料を使い、鰹節を削って出汁をとり、もちろん冷凍食品もファーストフードもほとんど取らない生活をしていて、精進料理や養生塾といういかに健康的に自分の体を養生するかということまで教えていました。                                                                    そんな私が進行性の末期癌になると、生徒さんは、” 先生みたいにあんなに気をつけていてもガンになるんですね”
と驚くわけです。
そうですよね、多分ガンになってからみんなが始めることを、私は30年も前からしていたのに。。
でも不思議なことに、
“ なぜ私が? “
と思うより、正直なところ
“ ここまで気をつけていても、なるときはなるんだ”
と、妙に納得してしまいました。

あれから3年が過ぎガン患者でいることは一言では言えない、がん患者にしかわからない大変なことは日々あるけれども、
“ なったら人生が全て終わってしまう “
ことではなくて、
“ ガンになったからこそ、ここから新しい自分の人生を始めるきっかけが出来た”
と心から思えるようになり、目に見えないプラシーボ効果が本当に絶大な力を持っていること、そして普段の生活では、私達の持っている無限の生きる力はほんの少ししか使われていないことを、この進行性のガンになり、崖っぷちに立たされて初めて気がついたのです。

多分近い将来、いいえもう既にガンは死ぬ病ではないのかもしれません。

ガンにならない身体を作ることばかりを考えないで、ガンは新しい人生を作り直すきっかけの病で、新しい人生を共存しながら生きていく柔軟な心を持つ事の方が大切なことだと思います。

自分の中に眠っている無限の生きる力を信じて。。。