近赤外線でがん細胞が1日で消滅、転移したがんも治す。
米国立がん研究所の日本人研究者が開発した、
” 近赤外線免疫治療法 “。
近赤外線を使うがん治療は、従来の医学の常識からすると全く予想外の方法でした。
この治療法はがん細胞だけに特異的に結合する抗体を利用します。
その抗体に近赤外線によって化学反応起こす物質を付け、静脈注射で体内に入れる。
抗体はがん細胞に届いて結合するので、そこに近赤外線の光を照射すると化学反応を起こしてがん細胞を破滅します。
近赤外線は波長が可視光と赤外線の中間の位置する光です。
治療には近赤外線のうち、波長が最も短く( 700ナノメートル ;nm 1nm は10億分の1ナノメートル )
エネルギーが高い光を使います。
1R700はフタロシアニンという色素で、波長700nmの近赤外線のエネルギーを吸収する性質を持っています。
その化学反応で変化した1R700がん細胞の膜にある抗体の結合したタンパク質を変性させ、細胞の機能を失わせることによって、1 - 2分という極めて短時間でがん細胞を破滅します。
その様子を顕微鏡で見ると、近赤外線の当たった癌細胞だけが風船が弾けるようにポンポンと破裂していく感じです。
そして副作用はなく全身のがんの8 - 9割は、この治療法でカバーできてしまい、機器自体の値段は300万位なので、誰でも簡単にとても安く治療が受ける事ができて日帰りの外来治療で済んでしまうと言う夢の様な治療法です。
何より正常細胞を傷つけずにがん細胞だけを破滅するのは理にかなっているし、又体にやさしいように局所のがんを治療することによって、全身の転移がんも治す治療法はこれまで存在しなかったのです。
まさに嬉しい奇跡✨✨
がんはもう怖い病気ではなく、レーザーでシミを取るのと同じ感覚で治療できる日が、もうすぐそこまできているのです。