ヘルペス という名前は知ってましたが、まさか自分がなるとは。


月曜日のお昼には普通に友人とランチしたのに、午後からペットボトルのお茶がうまく飲めなくなり。

おかしいな、と思ったけど、そのうち治るかなと思ってたら朝もまだ顔左半面に違和感が。


病院に行くか会社に行くか迷ったけど、会社の健康管理室に相談してみようかと出社。予約を取ろうと電話すると、それは内科じゃ無いので外の病院に行って、とのつれない返事。山王病院の電話番号だけ教えてくれました...。


山王病院の代表電話に電話すると、まず脳神経内科を受診しろとのことで予約が取れるのが3時とのこと。会社早退きして行きました。十数年ぶりですが初診じゃ無いのでまだすぐ受診できて助かった。



受付で必要事項を記入して脳神経外科に行くとまた問診票。記入してしばらく待って診察室に呼ばれ入ると簡単な検査(上を見ておでこにシワよるか、目をつぶれるか、ウインクできるか、鼻の穴を広げられるか、口をイーできるか、ウーできるか)、で、おでこのシワを見ると脳神経系か神経系かわかるらしく、神経系の顔面麻痺との判断で耳鼻咽喉科へ行くようにとのこと。


耳鼻咽喉科に行くと、また問診票。こちらは待ち時間少なく診察室に呼ばれて、若い綺麗な女医さんが診てくれました。脳神経内科と同じテストをして、ヘルペス による顔面神経麻痺(ベル麻痺)との診断。

ステロイド投与が必要で、糖尿の持病があると入院が必要だが、この病院には顔の筋力を測定する機械が無いので治療の効果が見られないとのこと。


地元横浜の大きい病院が良いとのことで、港赤十字に問い合わせてもらったら担当医師がインフルで診察できないとの事。残りの候補の市大病院なら大丈夫との事で紹介状を書いてもらいました。


この日はこのまま帰って翌日、入院の支度をしていくべきかよくわからなかったので、病院に電話してみると、初診は9時以降の電話受付とのこと。


9時過ぎに電話すると、山王病院から予約等は入ってないとのことで直接電話で問い合わせてもらった結果、まずは初診外来に来るようにと。


既に時間は10時前、初診受付は10時半までとのこと。なんか、たどり着けるかどうかのトライアルゲームみたい、と思いつつ、自転車を走らせ、無事時間内に到着!自転車置き場に愛車を停めて、受付に行くと大病院で半端ない人の数。必要事項記入して番号札を取ったものの相当待ちました。今は紹介状のある人しか受け付けてないらしいけど、それでこの数とは驚きです。



ようやく呼ばれて耳鼻咽喉科に行くと、ここもまたすごい待ち人数。またも問診票に記入して長らく待ち、またも昨日山王病院で受けたような聴力検査を受けました(こっちの方が本格的)。その後も待って漸く診断。扉を開けると先生は若いイケメンで凄く感じの良いお医者さんでした。(ここで下がり切っていたテンションが若干回復。)


診断結果、聴力に問題なくヘルペス による顔面神経麻痺と昨日と同じ診断。そして軽症、中症、重症で言うと重症で、すぐ入院してステロイド治療を始めた方が良いが、こちらの病院は今満床で入院できないとのこと。え。山王病院は入院の可否訊いてくれてなかったってこと?じゃあ何のためにここまで...と膝が折れる思い。


でもイケメン先生がすぐに他の病院問い合わせてくれて、市民病院なら入院受け入れ可能との確認とってくれました。どこにあるか知らなかったけど、三ツ沢とか。今度は先生に入院の準備して行っていいか、午前中に行けば大丈夫かしつこく確認してOKということなので、また紹介状書いてもらいました。


漸く病院出たら3時近くてお昼食べ損ね。そこでめげずに中華街でお粥頂きました。


牛もつのお粥💕でも口が歪んでて食べるの困難。


ザーサイで紹興酒飲もうと思ったのにザーサイが来ない、と思って訊くと、お粥の中に入ってるとのこと。そうだった。前にも訊いて同じ返事で憮然としたことあった。写真を見ると確かにそうだけど、書き方が悪いのでは...。そしてショックを受けてる私に店員さんは、じゃあ後者頼んでくれたから、とザーサイを一皿追加してくれました。これも前と同じ展開のような...💦


家に帰って入院の準備をしましたが、翌朝は8時から不運にもアメリカと電話会議の予定。終えてからバスで横浜駅経由、西口バス乗り場の市民病院行きに乗り換えて行きました。駅からバス停4つだけど結構厳しい渋滞で着いたのは10時半。病院玄関でかなりの人が降りました。新しい綺麗な病院です。



受付で予約番号が無いとダメだと言われ一瞬固まったけど、事情を話すと確認してくれて、連絡入ってるので外来受付可能と言われましたー。番号札とって待った後窓口に呼ばれて、また予約番号ないとダメだと言われ、先程受付で確認してもらったんですーと説明して、何とかOKに。


耳鼻咽喉科に通されて問診票を書いて(昨日から何枚目?段々書き方が雑に)、通されると上白石萌音みたいな若いお綺麗な女医さん。入院できるけど個室しか無いと言われ、一泊14,300との説明にフリーズしたけど、大部屋に空きがないとのことでやむなく同意書にサイン。入院前検査で採血、検尿、身体測定、心電図等等こなして戻ると、大部屋に空きが出て入れるとのこと。ありがたいけど、それって事前にわからないものなの?と疑問符。


病棟に通されて、ベッドの準備が整う間空き個室で待ってるように言われたけど、本日も既に2時半過ぎ。食事とって来ても良いですか?と訊くと、看護師さんがあちこち聴きに行って普通に食事して大丈夫とのこと。


2階の食堂に行って親子重をいただきました。

950円也。見た目はあまり良くないけど、鶏肉が意外に良いお肉を使ってて美味しかった!


食事後は満足して病室に戻り、しばらくして大部屋に案内されました。4人部屋の廊下側だけどやむなし。そして隣のお部屋もベッド一つ空いてる...。


ステロイド投与が始まりました。毎日少しずつ減らしていくようです。


ちょこっと内緒で外に抜け出してみると何もない丘の上の立地。


目が閉じず乾くので目薬頂きました。ありがたや。

顔の麻痺は少しずつ悪化してるみたいで、笑顔も喋るのも支障が出て来ました。眉毛も目も左と右でだいぶ違ってて左が変。歯を磨くのも困難です😓


(後日追記)

結局、こちらの病院に1週間入院。外出も不可ですっかり足腰弱りました。

顔面神経麻痺は当初5日間が一番酷く、発症から1週間で回復基調になりました。毎日少しずつステロイド投与量を減らしてゆき、最終日に顔の筋肉の動きを測る機械でテストすると右半分の動きを100とすると左が39とのこと。割とマシな方で、平均すると4ヶ月以内に回復する可能性が高いとのことでした。退院後は抗ウイルス薬はやめて、麻痺用の粉薬とビタミン12の服用を続けるそうです。