今年のGW直前

夜たまたま電話したオットが

電話口の義母がおかしいと言うので

一緒に家に向かったのは20時前。

 

部屋に入ると居間で動けない義母がいて

呂律が回ってなく万が一を考えて

救急車を呼びました。

 

なかなか受け入れが見つからず

これで見つからなかったら隣市の病院も

視野に入れます、と言われて

最後かけた救急病院で受け入れが決まりました。

 

病院に着いて色々検査した結果

低カリウム血症で、1ヶ月前の姿との違いに納得だったのを覚えている。

 

年配の方はほんの少しのことでガクンとくる

その言葉をこの時ほど実感したことはない。

 

色々話を聞いて手続きして家に帰ったのは日付が変わった頃。

 

そこからGW前半は入院準備やら

病院から言われたものを実家で探したり。

※以前から何が何処にあるか大まかには聞いていたけど、細々としたもので何が何処にあるかが分かりづらくこういう時大変なので、別居の場合はある一定年齢になったらシェアしておくのは必要だなーと思った。

 


救急病院なので長くはいれず、1週間しないで転院となったが急激に衰え、痩せて、たった1週間のベッド生活で車椅子なしでは動けなくなって居た義母。

 

その後の転院先ではコロナで面会が出来ず、必要なものを看護師さん経由で渡す日々。

たぶん1ヶ月以上会えなかったかな。

 

義母は加齢からか物忘れがひどくなってきてて

物忘れ外来連れて行かないとと思っていた矢先

今回の事があり…

 

偶然にも転院先が

連れて行こうと思っていた病院だったから

入院中に診察できないか打診していたところ

病院から電話があり主治医が話があるとの事。

 

オットは仕事でどうしても休めず

私が代わりに聞きに行く事に。

 

そこで言われたのが

認知症かなり進んでいます、かなり重度です。

という内容。

 

加えて、おそらく認知症からだろうが病院でのリハビリをやりたがらないので(リハビリしない、健康状態が安定してる中)これ以上病院にはおいておけないので色々考えてほしい、と言われました。

 

まぁ病院経営という点から考えると当然だよな

って思ったっけ。

 


それから病院のケアマネさんを紹介してもらい後日面談となったのだけれど、今まで独居で、認知症・一人で動けない義母が退院後一人で暮らせる訳がなく我々の選択肢は在宅介護か老人ホ-ム。

 

身近になって初めて知ったのだけど、老人ホ-ムもピンキリでお金の面等考えると特別養護老人ホーム(特養)しか考えられず。でも入居まで人によっては1年以上待つという現実。

病院だってそんなに待ってはくれないよね。



病院のケアマネさんも介護認定がでないと次の動きが取れないからと、いったん保留、と。

※今なら確かに!なんだけど、当時は忙しいから後回しにされているんじゃないか?とか思ったり(-_-;)

 


とりあえず特養の資料を取り寄せることから始め、同時に介護認定を受けるべき手続きを進めました。

※特養がどれだけあるのかも知らないから(なんなら老健との違いもよくわからない)ネットで調べてリストにして資料依頼出してってやった。

申込者が住んでいる市以外は優先順位が下がるとかも知らないから自分たちが通えそうなところの資料は全部取り寄せた…優先度が下がることを知ったのは資料請求した後(-_-;)

 

この頃色々動きながら考えていたのは、在宅介護になった場合、私の仕事はどうしようかということ。

公的助けは最大限利用しても介護はするだろうし…(この時点ではどれだけ受けれるか不明)

仕事をどうしようか?自宅でできるだろうか?


色々悩んで…とりあえずレンタルサロン借りて、昼は介護して、夜だけ営業しようと肚くくりサロンの目星までつけた頃ようやく介護認定の結果が届きました。(この時、要介護5)

 

結果出る前から、病院のケアマネさんとは

ある程度予測を立てて面談の日程を入れていたので認定が出てからの動きがスムーズに。

※私にしては珍しく何度もケアマネさんと連絡とっていたので、先方もこちらがマジと思ったのか煩いと思ったのか(笑)市のほうに色々聞いてくれたりして。。。

この時、情報や動きを待っているだけではだめで自分で調べて自分で動いたほうがタイミングを逃さないって思ったものです。



ケアマネさんとの面談前に義母に久々に会いに行けたら、もう私のことも孫のことも忘れていて義母の中では夫はまだ未婚設定だったことにびっくり。

でもね、私とも普通に会話してくれて内容全くかみ合ってないけどなんとなく会話になっててウケた(笑)

 

その後の面談でケアマネさんが

特養はいつ入れるかわからないから、ワンクッション介護保険老人施設(老健)を選択肢にいれるのも手です、と提案を。

老健はリハビリを主にして半年位で自宅に戻っていく、と聞いていたから選択肢に入れてなかったけれどワンクッションとして利用することができることに目から鱗で。

 

半年は在宅介護じゃなくていいという想いと

特養申込も老健に入れば最大半年猶予ができるし、なにより早く決めて病院でなくてはというプレッシャーから解放される、という想いで老健も視野に入れることに。

 

そうしたら、さっそく教えてくれました

老健空き情報(笑)

 

少し前の情報ですが…と見せてくれた幾つかの老健情報。

「まず、〇〇老健さんなのですが…」と話しだしたとき不思議なんだけど

「あ、ここがいい、ここに入る」って思ったんですよね。

だからすべて説明終わった後に、〇〇老健さんがいいです。そこにします。って言ったら、オットには入る気満々感を怒られて(笑)ケアマネさんには苦笑いされて(笑)

情報確認したらご連絡します、でその日解散。


 

数日後、ケアマネさんからのメール連絡には

〇〇老健さんは埋まってしまったと言うもので

●●老健さんはいかがでしょうか?と資料と共に。

 

〇〇老健絶対入れると思ったけど勘違いか…

●●老健はなんか違うと思うけど勝手に決めれない…と思ってオットが帰ってから相談

 

オットはとりあえず●●老健でいいじゃんというのでケアマネさんに電話したら

あの後〇〇老健さんにまた空きがでて…と。


速攻、〇〇老健さんでお願いしますと伝えたら

ケアマネさん仕事早い!

実は…と、〇〇老健さんと既に連絡とってくれていて義母との面談日まで設定してくれていたんです。

 

老健さんの受け入れがOKになり我々との面談契約までその後トントントンと。

 

結果的に退院するように言われてから、1か月くらいで老健へ入ることが決まったのです。

 

多分、我が家は運がよかった。

この一言に尽きます。

※ケアマネさんと話をするときは、家庭の状況、経済状況含めてしっかりできる事できない事伝えておく必要があるなってつくづく感じました。意思表示の必要性ね。

頑張ればできるかも…は終わりの見えない介護にとって共倒れになる可能性があるから夫婦間コミュニケーションがすごく問われたと思います。


ただ。

老健入所までの間もまだまだ安心できません。

やることたくさん(笑)

 

特養を探していた時に気づいた、入所した時の金額の違い。

どういう基準で金額が決まるのか…

国の説明読んでもよくわからなくってわかりやすく説明してるサイトを見つけては必要な手続きを市に。

※金額に関係するものは、介護保険負担割合証と負担限度額認定証。

申請しないと享受受けれないものもあるから必死でした(-_-;)

お時間ある方は役所でわかるまで聞くなり詳しい知り合いの方に教えてもらう方が早いと思います。


しかも我が家の場合…たまたま申請した時期と更新時期が1か月しかなく、申請したばかりなのに更新しに役所に行かないといけないという何とも言えない疲労感が(笑)

 

同時に入院していた分の保険も申請したんだけれど本人じゃないから必要書類の多いこと!

これも仕事の合間に動くもんだからかなりきつかったです。

※保険に入っていることが分かっていたので退院が決まった時に保険会社から書類をもらい病院に退院時に受け取りたいと事前に渡してお願いしてました。

 


そして一番大変だったのが…いや今も大変なんだけど、義母は自宅に戻れないので、自宅の整理にほぼ毎週末行ってやっていたのもこの頃でした。

 

 



認知症とわかった時に読んだ本。

素人にもイメージしやすかったです(^^)