人間は赤ちゃんの頃から、周りの人間のモノマネをして成長していきます。
生存本能がそうさせるのかな?と思います。
子どもが集まる場所で見てると、子どもってものすごく早く子どもを見つけて凝視しますよね?
かなり小さい子でもそうするので、どうやって大人と子どもの見分けを付けてるんだろう?と、ずっと不思議だったんですが、最近はもしかしたらモノマネするための本能かもな?と思っています。
周りの人のモノマネが伝播して、その国の人の傾向を作っていくんじゃないのかな?と。
例えば私がアメリカに行ったら、その現地の人のモノマネをして生きようとするので、私はだんだんアメリカ人ぽくなっていく気がします。
だから!
これは自分の考えだ!とか、私はこんな人間だ!と思ってるのは、周りにいる人たちのモノマネかもしれないってことです。
そう、生存本能に阻まれて、私たち一人ひとりの「自分らしさ」は簡単に弾き出されては来ないのかも?です。
周りのモノマネをしてる方が安心で、しかもそれは思考せずに無意識でやれてしまえる。
判断も決定も、その悲しさも優越感も思いやりも当たり前も常識も。
私の考えではなく、モノマネかもしれない。
だから、自分らしさは意識して見つけないといけないのだろうと思います。
見つけたら大切にしないと、誰の人生かわからない生き方をしてしまう可能性があります。
自分らしさを表現して、やがて自分らしさを手放していく。
私たちはそのために生まれて生きています。
人間は人のモノマネをして、生きるためだけに生きてしまうことがあるって覚えていようと思います。