映画を見て、もう内容は知っているからと聴いていなかったハリーポッター の「賢者の石」を、最近聴き放題になったオーディブルで聴いています。
やっぱりすごい物語りです。

ハリーもロンもハーマイオニーも、誰かのためにやらなくちゃならないと、数かぎりない校則違反をし、人を騙して謎に挑みます。
そこには勇気も友情も信頼や優しさもあります。

主張の違う人と、子どもと大人と、立場の違う人と。
それぞれの、あらゆる事情や理由で、登場人物たちはずっと小競り合いを続け、最後にはすべての人が「なにかを守る」という理由で殺し合いをします。
すべての人に正当な理由があります。

理由があるから、何かをした人を攻撃したり、悪口を言ったり、恨んでもいい。
ずっとそういうことが続くから、物語は殺し合いに至るまで終わりません。

ハリーポッター が世界でこんなに人気が出たのは、これが誰にとっても自分の心の話だからなんだろうと思います。
理由と自分の感情を正当性で固く結びつけている限り、私たちの争い物語りは終わりません。

どんな理由があっても、至る先は自分で目指す自分の有りようです。
自分の意志によって結びつけるもの。
自動的に繋がっていいものじゃない。
叩かれたなら叩いてもいいんだよ。
そんな風に周りの人が勧めたり、容認したとしても、それだって自分を正当化する理由になるだけ。

理由を超えた意志をもちたいと思います。
殺し合いに至る物語を、私たちはもう散々やってきましたからね。
正当性というベルトコンベアから降りないとね。

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