知り合いからこんな話しを聞きました。

「会社の年配の男の人で、仕事でわからないことがあったら、すぐに本社の女の子に電話して聞く人がいてね。本社の人も先輩にあたるその人からの電話をむげに断ることもできず、一度話すと20分ぐらいかかってしまうらしくて、こないだとうとうそれがうちの支店へのクレームになって。私は上司の指示でその人が電話をかけないように注意しなくちゃいけなくなった。何回か言ってるんだけどすぐ電話をかけようとするから、落ち着かないし、イラっとしてしまう」


私は彼女に「あーそれは大変だねぇ」と返事をしながら、話しは様々なことへ。

しばらくしてまた別の話になって、彼女は自分の甥っ子の話をしました。

「大学生になったばかりの甥っ子に初めて恋人ができたみたいで、最近は毎晩彼女と電話をしてるらしいんよ。だけどあんまり長い時間話してるからとうとうその子のお母さんが「相手にも迷惑だからいい加減にしなさい」と怒ったら、その子が「だって話したいことがいーっぱいあるんやもん」と返事したんだって。私それ聞いてなんてかわいいこと言うんだろうって思ってさぁ」


ニコニコしながら甥っ子のことを話す彼女に私は「ほぉーそんなこと言うんだねぇ」と返事をして、ふと、

「だけどそれ、会社のおじさんと同じやね」と言いました。


同じだねと言われた彼女はびっくりして

「は?あのおじさんにも本社の女の子と話したいことがいーっぱいあるってこと?」と言って笑い出しました。


そう、会社のおじさんも甥っ子も“話したいことがいーっばい”あるのです(笑)

だから電話しちゃう。

ね、同じです。

でも同じことだと思えない。

彼女にとって困った人がやってることと、かわいい甥っ子がやってることは、別の出来事に見えてしまう。


同じことシリーズって、頻繁に起こってるんですが、かなり見逃されています。

まさか同じことだと思わないからね(笑)

でもしっかり意識すれば周りは同じことだらけなんです。

出来事はすべて自分の起こしたエネルギーの反映だし、見えない存在は私たちにたくさん学ばせようとしてるし(笑)

だから同じことだらけ!


さて、同じだと分かったらどうする?

彼女が選択してる「迷惑な人」という眼差しを、甥っ子に向けてる「かわいい人」という眼差しに寄せて(甥っ子のかわいさを思い出したり、自分の好みで出来事の見え方が違うんだなと意識するなど)会社の人を眺めてみると、あら不思議!おじさんが変わります!

うそ〜と思うかもしれないけど、ま、実にそういう仕組みなのです(笑)

ありがたいことに世界は簡単にできてるの。

あなたの周りの同じことシリーズ探してみてね。


【お知らせ】   

9月のモダナークギャラリーの日程です。   

9月6日日(木曜)

ご予約roxy.emiko@gmail.com 

他の日は元町のカフェにて鑑定しています。   

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