人の天命は大きく分けて6つ。
育てる、仕える、導く、創る、戦う、慈しむ

今日で最後になりましたが「育てる」天命について書きます。
育てる天命は、人や動物、植物や環境など様々な成長を助ける、はぐくむ天命です。

育てる人は自分の子どもだけに限らず、生徒やバイト先の後輩、会社の仲間や近所の子どもなど、身近な家族から名前も知らない人まで全てを対象に育てます。

この天命の人は、小さな種がやがて実を結ぶまでの長い道のりを、その成長から目を離すことなく見守り続ける根気強さを持っています。
時には自分を後回しにして、育てる相手のことを優先し、その歩みを促します。

食事を作ることや人を励ますことなども育てる天命に沿うことです。
人が一歩ずつ前に進めるように教えてあげ、成長する過程を待ってあげることができます。

育てる天命がある人は、我が子への愛情がとても深いです。
もちろん天命に「育てる」のない人でも、子どもを愛していることに変わりはないのですが、その表現や込み上げてくる感情がかなり違います。
育てる人にとっては、当たり前の行動でも、ない人にすれば「そこまでしてあげなくてもいいのでは?」と感じたりします。

両親の片方に育てるがあり、もう一方にはない場合、子どもへの愛情表現が違うことが多く、育てる人からすると理解しがたい発言や冷たい態度のように映る反応に悩まされることがあります。
育てる人はその深い愛情に勝ることはないと感じますから、その気持ちを理解しない人のことを受け入れられないことがあります。

周囲の人だけでなく、親になった本人も「親ならこうあるべきでしょ!」などと思い込みが強いと、
「どうして自分は周りの人のように思えないのかな?」と悩む場合があります。
子どもを持った親が必ずしも育てるという天命を持っているわけではありません。
けれど、表現や行動が違っても、子どもに優しくないわけでもなく、冷たいわけでもないことに気づいてくださいね。
なにかをしなければならないと思い込み、やっても喜びを感じられないときは、周りの反応も悪いものです。
するとさらに焦ったり、落ち込むことになります。
みな得意なことを通して、お互いに助け合っていますから、もし育てることがあまり得意ではない場合は、周りにいる育てることが得意な人に手伝ってもらうとうまくいきます。

人の学びはそれぞれなので、どんなときも「どちらが正しいか?」と考えるのは愚問です。
また、自分と同じように感じてもらいたいと考え過ぎるのは、人を思い通りにしたいと考えるのと一緒です。
育てる人とやり方は違いますが、慈しんだり導いたり、仕えたり創るや戦いながら、人は誰もがお互いの成長のために関わり合っています。

この地球に生まれた存在はすべて、誰にも育てられなかったというものはなに1つありません。
育てることは命の根幹を担っている天命です。
どうぞその豊かな愛情表現で、周りの存在をあたたかく育ててください。

《イベント案内》
日程 12月16.17.18(金土日)
場所 モダナークカフェ併設のギャラリー
神戸市中央区中央区北長狭通3丁目11−15

時間10時から22時まで(16日金曜のみスタート14時から)

お二人同時に鑑定することも可能です。
20分2000円からご利用いただけます。
予約もこのブログメールにて承っております。
お気軽にメールでお申込みくださいね。