「起こった物事を分解していくこと」

これきっと役に立つと思うので、知ってて欲しいと思います。
分解する目的は1つです。
出来るだけ短い時間で、楽になるためにします。

なんだかモヤモヤとしてるときに、何に対してモヤモヤしているのか、わからないまま過ごしていると、とても時間がかかります。
分解はそのモヤを取り除いて、自分をできるだけ早くリラックスさせてあげる方法です。

例題
友達が私のいないところで、私の悪口を言いました。
悲しくて腹が立ちました。


【分解】
どんな友達か
どんな悪口か
何が悲しいのか
何に腹がたつのか

『どんな友達』
親友、知り合い程度、同僚、上司、ご近所、先輩、後輩、毎日会う、たまに会う

『どんな悪口』
根拠のないこと、割と当たってる、良かれと思ってしたことなのに誤解されている

『何が悲しいの』
身に覚えがない、陰で言われて悲しい、自分が悪口言われるなんて思ってなかった、誤解された、潔白を知って欲しい

『何が腹立つの』
大げさだ、直接言って欲しい、言い方がひどい、あの人だってやってるのに、立場を利用してる

【どんな友達かを更に分解】
どれくらい大切な相手なのか。
そんなに分かってもらわないといけない相手かな。
きちんと話したい相手なのかな。
別に関係ない相手だな。
どうしてもわかって欲しい相手だから、きちんと気持ちを話そうかな。

【どんな悪口かを更に分解】
その悪口は、訂正しないといけない類なのかな。
本当に悪口なのかな。
悪口じゃないかもしれない。純粋な批判なのかも、指摘なのかも。
あの人誰にで言ってるな、だったら放っておこう。

【何が悲しいのかを更に分解】
悪口くらい人は言うし、言われるものだけれど、それのどこに一番悲しみがあるのか。
人ってあんな風にするんだな、という人間って悲しいな。
私がそんな風に思われたことが、かわいそうで悲しいな。

【何が腹立つのかを更に分解】
何に一番腹が立ってるのか。
割と当たってるけど、あんな感じで言わなくてもいいのに!などタイミングや言い方とか表現方法に腹が立ってる。
あんな奴に何で言われないといけないのか?など、見下した相手に言われたから腹が立ってるのか。


まとめ
これって私に何のお知らせだろう。の問いかけ。
お知らせか?
ま、いっかの類か?

分解、さらに分解、まとめ
ここまでします。

もう気づいてる人もいると思いますが、この過程において最大の重要ルールがあります。

【相手の理由を考えない】
どうしてあの人あんなこと言ったんだろう?
これをいくら考えても、きちんと答えが出せる人は、まずいません。
どこまでやっても想像になってしまいます。

この場合、想像に使う時間は無駄な時間です。

自分の気持ちを分解するためには、悪口を言った人の気持ちは考えないこと。
「そこがモヤモヤなんだよ!」っていう人へ。
だから、いつも長くなって、沈み込むまでやってしまうのですよ。
そこに答えはないからね。

分解は「自分の考える真実」を見つけようというものです。
相手の真実を見つけようとするものではないということです(それはできないのですから)

「これは自分へのお知らせだ」と思った人は、そこに考える時間を費やすべきだし、
「ま、いっか」と思った人は、なんでも好きなことしてそのモヤから離れましょう。