次々に色んな判断をしないといけない時がありますね。

花の植え替えの時期とか、学校を選ぶとか、なん億円の取引をするとか。

雑多なことから胃が痛くなるようなことまで、多種多様に判断や決断を人は繰り返しています。

おそらく無意識で繰り返しているから、気になるトピックスの決断についてのみフォーカスしてしまっているだけで、人が「選択」をしていない瞬間は、ほとんどないのではないでしょうか。

これもまた逆説的だと思うのですが、
ある会社の社長が自身の決断力のなさを悩んだとき、取り入れた方法は「瞑想」だそうです。

朝の数十分、静かに目を閉じて無心になろうとするのだそうです。
人は誰でもそうですが、無心になるなんてなかなかできないことですから、何かがふと頭をよぎったときには、パッとそのことをメモして「今はそれを考えない」と決め、また瞑想を続けるそうです。

そして、瞑想が終わってからメモをしたことについて考えるそうです。

判断力や決断力をつけたいと望んだら、スピーディな思考が出来るような訓練をしたいと考えてしまいがちですが、静かに、何も考えない時を持つ「瞑想」をするということは、まるで逆の行動のようにに思えます。

けれど、やっぱり宇宙の法則は鏡の法則なので、逆説的なんですね。

その社長はまず、数十日間「瞑想」を試すと言って始めたそうですが、考えていた日数を超えても、そのままやめられなくなったそうです。

そして「瞑想」する時間が今では、なくてはならない時間になっているそうです。

緩めたとき。
思考や体や心を、緩めて開放し、手放すとき。

人が1番力を発揮できるのはそんなときです。