むかし、家族8人で暮らしていた時期がありました。
今では半分になりました。
年月ですね(笑)

多人数で暮らしていると、なんでもたくさんしなくちゃいけません。

ご飯もいろんなメニューを作らなければ足りません。
1つのお鍋で作れる量は限られていますから、メニューを増やすことで全体量のバランスをとるわけです。

そんな時、私のことを気遣った家族が
「ご飯は簡単なものでいいから」
とよく言いました。
「簡単なものってなに?」
そう聞くと、いつも答えはないのです(笑)

簡単な気持ちでってことだったのでしょうね。気楽にしたらいいんだよ、と。

でもその頃の私は手際も悪く、なかなか気楽にできなかったので、その言葉が嫌いでした。
言われるたびに、
「もー簡単なメニューなんてないのに」
って怒っていました。

そしてある時、私はその言葉を言わないで欲しいと言いました。
「私がしていることは私がしたくてやっていることだから、したいようにするから、好きなように好きなだけやらせて欲しい」
「たとえ、疲れたように見えたとしても、それは私がしたくてやった結果だから、見て見ぬ振りをしてほしい」と。

前に私は理論的思考だと書きましたよね。

もしその時、家族が私にクックパッドか何かで簡単メニューを数種類教えてくれたら、私は「なるほど!」となったのかもしれません。

「簡単なものでいいよ」
というのは、私には感情的なアドバイスでしたので、理解できませんでした。

なので、まず感情優先で!って人の場合は、毎日
「簡単なものでいいよ、無理しないで、気楽にしてね」
と言ってあげると、
「私のことを気にかけてくれてるんだなぁ』
と嬉しいかもしれません。(あってますか?実はうまく想像することすら難しいのです)
もし何も言わずに、簡単メニューを教えたら、
「なんなのこれは!私の気持ちも思いやらずに!」
ってなるんでしょうか。
もしかして(笑)

相手がどんな思考パターンかによって、思いやりの示し方は変わってきます。

大抵は自分が言われて嬉しいことや、自分がされて納得することを
【相手も望んでいると思い込んで】
選びがちですね。

さて、あの人はどっちかな?って迷う時は、相手に聞けばいいんですよ!
悩んでたってわかりませんよ(笑)聞きましょう。