いい記事見つけたのでピックアップ♡♡


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抗酸化物質、残留農薬量、重金属の含有量の大きな違い


オーガニック食材(有機農産物)を買いたいと思っていても、
実際には他の食材に比べて割高なため、
なかなか買えないという方も多いかと思います。
ですが、今年6月に新たに発表されたばかりの研究(出典1)で、
その価格差を「将来への投資」だと考えると十分それに見合うということが立証されました。


この研究は、有機農産物の人体への有益性について、
最も影響力があり説得力がある研究のひとつと言えるでしょう。
ここでは
、有機栽培と従来の栽培方法の農産物でどのような差異があるかを343件の個別の研究を分析し、有機農産物の方が抗酸化物質を20~40%も多く含むという事が判明しました。
また、ものによっては抗酸化物質を60%も多く含むという驚きの結果も出ています。
抗酸化物質の摂取量に関してだけ言えば、
この60%というのは1日に抗酸化物質を1~2食分多く摂取できるという事です。
要するに、毎日食べる農産物を有機に変えるだけで、
1~2食分多くの野菜や果物を日々摂取しているということになるのです。

具体的には、
フェノール酸は19%、
フラバノンは69%、
スチルベンは28%、
フラボンは26%、
フラボノールは50%、
アントシアニンに至っては51%も多く含有する事が判っています。
これらのフィトケミカルは強力な抗酸化物質で、健康状態を守り、肌を若々しく美しく保ってくれます。

有機農産物の有益性それだけではなく、
有毒な重金属の含有量も格段に低いとされています。
例えば、有害な重金属の一つであるカドミウムの含有量は、従来の栽培方法の農産物に比べ半分以下です。
ちなみに、カドミウムは腎不全、骨軟化症、肝臓の損傷の原因となる非常に高い毒性を持つ重金属です。
体内に蓄積されやすい物質でもあるため、低濃度であっても長期にさらされることは危険なのです。

さらには、残留農薬量もはるかに少ないのです。
実際に、従来の栽培方法の農産物からは、有機農産物の約4倍もの残留農薬が検出される事もありました。
農薬や除草剤の多くは、非常に高い毒性を持っているため、
人体のホルモン機能に影響を及ぼすことが知られています。
ある種の農薬は、エストロゲンというホルモンに似た働きをして、
人体の生殖機能に重大な影響を及ぼすことさえあります。
また、農薬にさらされることにより特に幼い子どもの脳の成長に影響を与えるということも分かっているほか、
代謝機能の低下やパーキンソン病との関係性も指摘されています。

また、ある研究(出典2)によると、農薬にさらされることは、
あなたの孫の代にまで遺伝子変異の影響を与える事が判っています。
また、先月発表されたより詳しい研究(出典3)では、
ある種の農薬摂取の常習が肥満、糖尿病、高コレステロール値への危険性を高め、将来的な健康状態との関係も指摘されています。

ところで、有機農産物が抗酸化物質をより多く含むのは一体なぜなのでしょうか?
まず、虫や他の環境要因によって自然のストレスに晒される植物は、
身を守るためにフィトケミカルを作り出します。
しかし、農薬を散布して植物を外注から保護してしまうことで、
その植物は自分で身を守る必要がなくなり、自然の自衛物質である抗酸化物質を作り出す必要もなくなってしまいます。
結果、フィトケミカルや抗酸化物質の含有量が減ってしまうということなのです。
それに加え、従来の栽培方法では様々な化学肥料を使用する事も多く、
その化学肥料に多く含まれる窒素のせいで抗酸化物質をより少量しか含まない農作物ができてしまうとも言われています。
当然ながら土壌そのものも変化してしまいます。

有機農産物のすばらしい点は他にもあります。
遺伝子組換えではないということ、そして、風味豊かで美味しいということなどです。
また、有機野菜や果物を食べる際は、皮を剥く必要がなくなります。
通常、フィトケミカルは皮のすぐ下の部分に最も多く含まれているので、野菜や果物が持つ栄養素をまるごと摂ることができるのです。








家ではなるべくオーガニック食材を摂りたいですね♡





万季