8月11日に前日から泊まりで長野県は聖湖に行ってきました。メンバーは新潟組、栃木組、そして我ら埼玉組。昨夜はホテル近くの居酒屋で夕飯を食べて、調子に乗って日本酒飲みすぎました。二日酔いも久しぶりです。まあ楽しかったから良しとします。


↑これは居酒屋で美味しかった明太子の燻製。きゅうりが良い仕事していました。


 ホテルを4時半に出発し、松本から高速に乗って聖湖を目指します。少し明るくなっているので、周囲の山々が見えます。長野、山が高いです、当たり前ですが。埼玉県にはない景色に、二日酔いの私でもさすがに興奮します。いいとこだなあ住んでみたいなあ。


 高速を降り、途中のコンビニに寄って車を降りると、肌寒いくらい。慌てて一応持ってきていた薄手のパーカーを羽織ります。朝ごはんを買い、さらに車に乗り、高原をぐんぐんと山道を走り標高を上げていくと山の下に雲が。雲海でしょうか。聖湖は標高が1000m近いらしい。じっくり見たいところですが、早く行かないと場所が取れないかも。急ぎます。



 そして聖湖に着いたのは5時半。すでに桟橋には釣り客が入っています。我々は総勢5名で、後から山形からもご家族が来ると言うことで、ちょうど空いていた一本木桟橋に入ります。ここは駐車場から下に降りるだけなので荷物的にはちょうどイイ。しかしトイレが遠く、ちょっと歩くようです。それでも荷物持ってかなり歩くよりはいいでしょうとみんな並んで準備します。どんなに標高が高くて、景色が綺麗でもすることは同じヘラブナ釣りですから、なんか面白いです。



 木の桟橋に、目の前に広がるゆったりした湖。天気も良く、空が青い❗️そして気候がちょうどいいとなると、贅沢な感じがします。しかし標高が高い分太陽が近いのか、日差しが半端なく強く感じます。ここでもやはりパラソルは必須でした。そんな中着々と準備。私の左にはI夫婦、右にはいつものトーナメンター、そしてN氏が並びます。


↑mont-bell兄弟。近々にもう一人兄弟が加わるようである。


 同じ桟橋にいつものトーナメンターの古い知り合いの方がいたので状況を聞いてみると、先日はかなり釣れたとのことです。しかし先に短竿の両ダンゴで始めている右のN氏やいつものトーナメンターの様子を見ると、魚はいるけれどなかなかアタらないと。私も最初は9尺浅ダナ両ダンゴで釣りをはじめますが、なかなか釣れない。作りたての芯のあるダンゴではカラが多いので、手水を打って柔らかくしたりハリスをやや詰めたりして、7時を軽くすぎてようやっと1枚目。遥々長野まで来てデコったら辛すぎます。


 左のYさんは底釣りで挑んでいますが、なかなかアタリが出ないとのこと。いつものトーナメンターも、浅ダナから底釣りに変え、ポツポツ釣っています。そんな中、ようやくYさんにアタリが来たようです。良かった❗️と様子を見ると、魚の代わりになんかデカいものを釣り上げたよう。







 なんと大きな二枚貝❗️なんでしょうかこれは❗️しかもしっかりハリを食っていたとのこと。さすがですYさん。(調べてみたら「ドブガイ」と言うそうです)


 私の方はというとやはりなんだか難しく、タナをあげたり下げたり、ハリを長くしたり短くしたり、エサを変えたりと簡単には釣れません。苦労しながら午前中は7枚くらい。ここのヘラはあまり小ベラがいなくてまあまあのサイズが釣れてくるので、数が少なくても満足感ありますね。よく引くし。水も綺麗です❗️



 写真は取らなかったですが、お昼は名物のカツ丼にしました。カツがカリッとあがっていて、とても美味しかったです❗️


 お昼前からYさんはずっと「スワンに乗りたい」と言っていました。冗談かと思ったのですが、どうやら食後に本当に乗りに行くらしく、私は心配になってしまいました。昔岩手の浄土ヶ浜で看護学校の同級生たちとスワンボートに乗った際に、ロープに引っ掛かってえらい目にあったことを思い出してしまったのです。Yさん一人で大丈夫かなあ。


 「Yさん、私も行くよ。」「ええ!いいんですか?」

 喜んでくれたYさんと二人で、食後の運動とばかりにスワンボートへ向かいます。

「Yさんスワンボート乗ったことあるの?」「ありますよ!子供の時」

・・・子供の時か。良かった一緒に行くことにして・・・。ちなみに私は数年前に妹たちと乗った覚えがあるので、大体感じはわかります。


 乗り場に着くと結構人出がありました。近くで見たら、なんとスワンではなく「アヒル」でした。お母さんとお子さんの二人で乗ろうとしていた人が、係員の人に「多分バランスが悪くなって危ないと思うんですよね・・・」と止められてました。Yさん一人では絶対ダメだったヤツです。良かった一緒に行くことにして(二回目)。


 「大人二人でお願いします。」というと、チケット売り場の人が「はい、30分ね」と。30分と1時間とあって、できれば1時間で乗りたかった私たちは一瞬戸惑いましたが、まあ30分で十分かとYさんに奢ってもらって乗り込みます。


 漕ぎ漕ぎ漕ぎ漕ぎ・・・自転車のようなペダルがついていて、それを一生懸命漕ぐことで前に進むスワンならぬアヒルちゃんボート、私たちの目的地は、一本木桟橋で釣りをしているみんなの前を出来る限り近づこうと言うのが狙いです。しかし結構向かい風ということと、距離があるので大変だ・・・と思ったけれど結構あっさり着いてしましました。



 「👍👍イエーイ!」まるで子供のように叫ぶYさんです。本当に心から嬉しそう。良かった来れて。そう思っていましたが、いつものトーナメンターの撮ってくれた写真を見ると、私もVサインをしてめっちゃ笑顔です。妙齢の女性二人で何してんだか・・・でもそんな枠なんか感じさせずに楽しむYさんは素敵だなあといつも思います。いい釣り友達ですね!


↑アヒルボートでした


↑めちゃ笑顔・・・そしてピース


 釣りをするみんなの前を華麗に通り過ぎ、まだまだ時間はあるので湖を一周します。漕ぎ漕ぎ漕ぎ漕ぎ・・・。だんだん疲れてきましたが、まだ15分経っていません。1時間にしなくて良かった!時間が余っていたのでもう一回みんなの前に行き、メンチを切って帰ります。


 アヒルちゃんを返して陸に上がると、売り場のおばちゃんが笑顔で、「明日足に来るのよ!」と私たちに愛のあるアドバイス。だから30分を勧めてくれたのですね。なんて優しいおばちゃんだ。しかもすでに足にきているのだが・・・。Yさんと笑いながら桟橋に戻ります。


 桟橋に戻ってからは、Yさんはもうお片付けです。ボート漕いで疲れたようです。私はヒゲセットにチェンジして、もうひと頑張り。せめてツ抜けはしたいところです。



↑片付けて皆を見守るYさん・・・見守って・・るのか?


 ヒゲセットにしてからは型のいい魚が何枚か出ました。アタリの数は両ダンゴとそうは変わりませんが、とにかく魚が寄るまでテンポよくしっかりナジむエサを打ち、良いアタリを取っていくというパターンでなんとかツヌケできました。最終的には15〜16枚くらいは釣れたでしょうか。でもマルキユーの何かをやっているN氏が25枚くらいの釣果だったと思うので、私なりに頑張れたでしょう。


↑顎のラインをちょうどパラソルの柄が隠してくれているので、スマートに見える1枚をチョイス!しかし隠せないお腹


 皆さん帰りがあるので、3時には釣りを終了し、お片付け。栃木組はこれから新潟組と一緒に新潟へ向かい、これから東北遠征にと長いお休みを釣り三昧で過ごされるそう。羨ましい。私たちは埼玉県へ帰ります。年に一回こうやってみんなでどこかに遠征に行くのも楽しくていいですね。来年はどこへ行こうかな。


↑最後の最後まで名残惜しくおしゃべりに興ずる。この後死んだように眠ってしまったいつものトーナメンターです。帰り運転頑張りました。