点滴に繋がれると、

 

4年前の記憶がふーっと蘇ってきます。

 

点滴の針で腕が腫れたり、痛かったり、

 

針の差し替え辛かったり・・・

 

ああ、今回の入院は何回

 

針の差し替えするのかなー。。

 

1回の針で1週間もつとしたら、

 

うーん、7回?いや、1週間

 

もたないことだってあるから、

 

それを見越すと10回くらい?

 

 

カレンダーと睨めっこしながら

 

そんな無意味な計算をしていました。

 

 

 

でも、前回の入院と大きく違ったことが

 

あるんです!

 

スマホの存在

 

これにはかなり助けられた気がします。

 

会社とのメールのやりとりも

 

スムーズでしたし、

 

病室からAmazonで本や息子の幼稚園グッズを

 

注文したりもしました。

 

便利な世の中になったものです。

 

 

そして、私が入院した時期は、

 

ほぼ1人目の入院と同じ時期で、

 

12月の上旬でした。

 

ということは、

 

やはり今回のクリスマス、お正月も

 

1人病院で過ごすということかな。。。

 

そう腹はくくっていましたね。

 

 

 

 

 

入院して2週間ほどが経った頃、

 

ちょっとした偶然が起きました。

 

 

朝、看護師さんがやってきます。

 

「まっこさん、おはようございます。

今日、担当します看護師の〇〇です。

よろしくお願いします。

体温と血圧測りますね。」

 

いつものように看護師さんがやってきます。

 

その日の看護師さんは

 

初めてお会いする看護師さん。

 

でも、誰かに似てるような気がするな・・・

 

 

そんな風に思いながらも、

 

1日が過ぎていきました。

 

 

また数日して、その看護師さんが

 

担当となります。

 

うーん、やっぱり誰かに似てる。

 

その時、はっと気づきます。

 

「高校が一緒だった〇〇ちゃんだ!」

 

彼女とはクラスが一緒に

 

なったことはなかったのですが、

 

私が所属していた陸上部の男の子と

 

その〇〇ちゃんが付き合ったことを

 

きっかけに友達になりました。

 

とても気さくな子だったので、

 

すぐ打ち解けたものの、

 

卒業後の付き合いはなく、

 

20年ぶりの再会となりました。

 

確信があったけど、

 

患者と看護師という間柄って

 

なかなか微妙じゃありませんか?

 

言い出すきっかけが見つけられず、

 

何回かスルー。

 

ようやく思い切って

 

「〇〇ちゃんだよね?」

 

と言えた時には

 

「あ、うんデレデレ

 

という反応

 

おぬし、ずっと気づいておったのか?滝汗

 

という感じでした。

 

 

よくよく考えると、看護師さんから言うよりは

 

患者側から言われた方が

 

気持ち的には楽ですよね。

 

 

 

 

最終的には、分娩時、この〇〇ちゃんに

 

私の長女を取り上げてもらうことになるのでした。

 

 

~続く~

 

 

\春らしいチュニック/