こんにちは。
着物ライフコンサルタントの原田牧です。
皆さんは、着物を選ぶ時、どんなことを考えて選ばれますか?
1. 似合うと思うもの。
2. 好きな色と柄。
3. TPOに合わせたもの。
4. 年相応のもの。
1~3の理由での選択は良いと思います。
特に1.と2.は、自分が好きか、似合うかと主体的な考えで選ばれているので良いと思います。
今回お伝えしたいのは、
4. 年相応のものについてです。
『年相応』ということを話される方は、大抵もう自分は若くないと思っておられます。
50代、60代でそう思われてる方がおられるかと思えば、30代の方にも『もう私は若くない』と思われてる方もおられます。
そして、皆さん一様に、もう若くないから落ち着いた色や柄の着物を着なくてはいけないと思い込んでおられます。
本当にそうでしょうか?
ある歳になれば、皆さんがモノトーンの色で、落ち着いた渋い柄を着ないといけないのでしょうか?
いやいや、そんなことはございません。
例えばアラフォー世代の下のお二人。
お二人とも年相応の落ち着いた色や柄を着たほうが良いと思っておられました。
左の方はエレガントさを感じる大人顔です。大島紬をカッコよく、そして素敵に着こなされています。
一方右の方は、可愛いらしさを感じる子供顔です。着物とお顔にチグハグ感があります。キュートな魅力を生かせなくて、もったいないですね💦
では今度は反対にお二人にふんわりとした可愛い着物を着ていただきました。
大人顔の左の方は、はっきりとした大人っぽいお顔立ちとお着物の雰囲気とに違和感を感じ、魅力がぼやけてます。この方がお持ちの華やかさが引き立たず、とてももったいないですね。
子供顔の右の方は、もうバッチリお似合いです。お持ちの雰囲気と着物の雰囲気が調和して、とても素敵ですね。
このように同世代の方が同じコーディネートをしても、お持ちの魅力がより輝いたり、『自分らしさ』がかき消されたりします。
下のお写真も、大人顔と子供顔の同世代の方々です。
こちらもやはり、子供顔の方には、子供テイストの強い上のお写真の着物がお似合いです。
下のお写真は、艶がある大人テイストの着物ですので、大人顔の方がよくお似合いです。
似合う着物に、年齢は関係ありません!
色も柄も、年相応にと地味にしなくても良いのです!
あなたらしさが輝く着物を見つけて、素敵に着こなしてみてください💕