こんにちは!

ジャカルタ在住、

まだまだ働きたい駐妻のまきこです。

 

 

ご訪問いただきありがとうございます。

 

 

 

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インドネシアの学校では

子どもが1冊の教科書

何人かでシェアし授業を受けている。

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これを聞くとどう思いますか?

 

 

 

たぶん多くの一般的な意見は

「貧しくて買えないのね」

 

 

 

インドネシア=発展途上の国

そう思えばその意見が多いはず。

 

 

 

私もそう思いました。

でもよくよく聞くと

違った事情がある。

 

 

 

こういうところでも

自分の価値観だけで

判断するのって危ないなと思う

インドネシアのリアルを知るとき。

 

 

 

 

image

 

 

私はジャカルタから少し離れた地域の

農村地域にあるローカルの学校を

支援するプロジェクトの

お手伝いをしています。

 

 

 

 

インドネシアは日本と同じように

小学校6年間、

中学校3年間が義務教育。

 

 

 

 

基本的に教育費はかかりません。

 

 

 

 

ただ制服代や文具類など

もちろん完全無料ではなく

必要な費用がある。

 

 

 

 

それが支払えなかったり、

家庭が貧しく働き手とされたり

学校に通うことができない子は

まだまだたくさんいるのも現状。

 

 

 

 

特にジャカルタは

今でこそ政府からの奨学金など

サポート制度があるけれど

ちょっと離れた地域には

まだまだ行き届いていない状況。

 

 

 

 

そんな学校に通えない子を

支援するプロジェクト。

 

 

 

 

学校に通うための

「奨学金」として

支援者の方から支援ただいた

お金を子どもたちに届けています。

 

 

 

 

 

何度かその学校に

直接訪問させてもらっていて

子どもたちのリアルな姿を

見せてもらった。

 

 

 

以前の訪問の記事はこちら下矢印下矢印

 

義務教育なので

本来教科書は支給されるはず。

 

 

 

でもどの教室でも

一つの机に

2-3人の子が座って

そこには教科書が1冊。

 

 

 

 

アレ?

おかしいな。

 

 

 

 

 

十分とは言えないけれど

奨学金もあるし

教科書が買えないことはないはず。

 

 

 

 

 

そしてまた不思議なことに

学校の小さな図書室には

教科書が山積みになって

ホコリをかぶって置かれている。

 

 

 

 

 

 

教室では教科書が足りていない。

でも図書室には教科書がたくさん。

 

 

 

 

 

 

なぜ????

教科書あるじゃないか!

なぜ使わない!?

 

 

 

 

image

 

 

これ、先生たちによく聞くと

 

 

 

図書館にホコリをかぶってあるのは

改定前の教科書

現在使うべきではないもの。

 

 

 

 

そし現在使うべき

改定後の教科書

まだ届いていないので

数が足りない。

 

 

 

 

ちなみに、

新学期が始まったばかりの

時期ではないときの話。

 

 

 

もう新学期が始まって数か月。

まだ来ないの!?

 

 

 

話を聞いて驚く。

 

 

 

新しい教科書に改訂されても

その年度中に教科書が届かないことが

よくあるらしい。

 

 

 

 

つまり、

図書館に積まれている教科書は

それを使う年度中に

学校に届けられず、

使われなかったもの。

 

 

 

 

原因は印刷が間に合わない

という理由のよう。

(もはや産業や政府の問題)

 

 

 

 

 

 

えーーーー!!!

そんなことあるーーーーー!?

 

 

 

 

 

 

子どもたちに教科書が足りないのは

各家庭が貧しいからではなく

印刷が間に合っていないから。

 

 

 

 

モノが足りない=貧しい

 

 

 

 

その図式をリアルを知らずに

当てはめてしまうと

全く見当違いの

アクションになってしまう。

 

 

 

 

ここは外国。

私の過去の経験や価値観から

判断する範疇は超えている。

 

 

 

そんなことを改めて

思い知らされる経験でした。

 

 

image

 

 

教科書の話は

私が聞いた地域だけで

おこっていることかもしれないし

もっと他の理由があるかもしれない。

 

 

 

だから一概に

判断することはできない。

 

 

 

でもこの話から思ったのは

自分の価値観で判断せず

きちんとリアルを知るって

とても大切だなと思ったこと。

 

 

 

 

私は日本で生まれ育ったから

日本がスタンダード。

何でも日本の価値観で判断しがち。

 

 

 

でもそれは日本だけのコト。

 

 

 

 

日本から出たら

日本のスタンダードは

スペシャルなことだったりする。

 

 

 

 

 

貧しいって何だろう。

豊さって何だろう。

 

 

 

 

 

その基準はきっと違う。

 

 

 

 

 

そんなことを

少しだけれど

現地でお手伝いさせてもらって

思うジャカルタでの日々です。

 

 

 

 

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まきこ 

 

 

2017年1月~バンコク

2017年12月~ジャカルタ、2ヶ国目の働きたい駐在妻。

 

「働く」を通して人が可能性を広げられる世界を

目指して「書く」こと、

「商品の販売サポート」をメインに

駐在妻としてこれからの働き方の実験中。

 

 

【働きたい駐在妻としての活動】

・働きたい駐在妻のコミュニティ「まなとも」発起人。

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