10月。
私と娘のビザの申請が完了。
遂に出国の日が決まる。
年明けすぐの出発に決まった。
そして私の退職の日も。
出国日が決まると
本当に覚悟を決めなければと思った。
「バンコクに行かない」という選択肢は既に
とても、とても小さい可能性になっている。
この頃には私の気持ちは
駐妻になることに対して抵抗するより
駐妻になることを自分にどう納得させるか
ということを考えていた。
夫の会社に決められた自分の人生の転機だけれど
それを「夫の会社のせいで」と思って
これからを生活するのは嫌だった。
『バンコクに行くことを自分で決めた』と
思える私が納得する理由が必要だった。
結論は考えて、考えて出てきたというより
なんだか自然にふと浮かんできたように思う。
『自然の流れに今回は乗ってみるかな』
自分の意志で今まで進んできたけど、
それは自然の流れに逆らうこともあった。
今思えば働き続けるための新幹線通勤も
流れに逆らったなと思う。
今までの生き方に全く後悔はないけれど
自分で作った転機ではないことで
人生が動くという今までの人生で
自分では決してそうしなかっただろう方向に
人生が進むならそれに身を任せてみても
いいのではないか。
今までと違う世界が見えるかもしれないと思った。
「誰かが決めたことに動かされるのが嫌だ」
と思って来たのに
ある意味、真逆の考え。
でも頭ではなく心でなんとなく納得できるのが
この考え方だったと思う。
もう1つバンコクに行くことを決めた理由。
それは『夫をお父さんにしなくては』ということ。
7か月の間に2回一時帰国をしてくれた夫。
帰国する度に娘の成長に驚いていた。
むしろその成長についていけない様子。
前回ハイハイしていた娘が走り回っている。
おかゆを食べていた娘がおにぎりにかぶりついている。
このまま離れて生活していたら
夫は娘の成長からおいていかれてしまう。
娘の成長を見ることができないことは
娘にも夫にも不自然なことに思えた。
人と人は離れていても
気持ちが繋がっていれば大丈夫。
なんて言うこともできるけど
出会って1年ちょっとの二人（夫と娘）がそうなるには
一緒にいる時間がもっと必要だと思った。
お父さんはお父さんになる過程がいるんだと思う。
そんな感じで
すごく強く覚悟ができた訳ではないけれど
バンコクに行くことを受入始めたのかもしれない。
何にせよ、決めたからには進むしかない。
昔、母に
「選ぶことは何かを捨てること。ちゃんと考えなさいよ」
と自由奔放だったな私は言われたことがある。
「せっかく何か捨てるんだったら、
捨てたことを後悔よりも選んだものの方が何倍もよかった
と思えるように選んだことを頑張るしかない」
と思って来た。
今回もそうするしかないみたいだ。
このバンコク行きは自分で決めたこと。
この選択を正解にするのは私自身。
12月28日。
最終出勤日。
12月はとにかく娘が病気に
かかりませんようにと祈り、
保育園で胃腸炎が流行りだしたときはドキドキだった。
いざ引っ越しとなって
もっとちゃんと準備すればよかったと後悔する
ドタバタの引っ越し。
そしてとうとう迎えた最終出勤日。
最後の最後までドタバタの引継ぎをして
最後の挨拶。
その前にもらったみんなからの言葉がうれしくて
号泣の挨拶だったけど、話すうちに
なんだか心晴れやかに話すことができたのを思い出す。
ようやく決心ができたのかも。
挨拶しながらそう思えた。
1月3日。
両親だけでなく親戚家族もそろって
見送りしてくれた。
涙はない。
飛行機の6時間半、
元気娘とのフライトは想像を絶する大変さだった。。。。涙
バンコク到着。
さて、自分で決めた道。
ここに来るのは自分で決めた。
まずはそれを忘れずに進んでいこうと思う。
ま。やるしかない！！！
【募集！】駐妻の「はたらく」を語ろう
夫の転勤でバンコクでの駐在生活。
毎日はそれなりに幸せに楽しく過ぎていくけれど
なんだか本当の気持ちはモヤモヤ満たされない。
日本で重ねてきた自分のキャリア。仕事。
ここではそれが活かされないの？！
「仕事したーい！」
そんな素直な気持ちをシンプルに
一緒に話してみませんか？
駐在生活の中で話せそうで話せない、
仕事のコト。
モヤモヤ ＜ イキイキ な駐在生活のため
気にせず話すことから始めてみませんか？
■■詳細■■
【日時】４月２８日（金） １０：３０－１２：００（予定）
【場所】スクンビット周辺
※参加者の方に詳細をご連絡いたします。
【参加費】無料
※飲み物など実費となる場合があります。
【定員】４名様（予定）
【内容（予定）】
・気軽にお茶とお菓子を囲んで、「仕事したい」気持ちを
みんなでシェア。同時にその気持ちをどう駐在生活で
活かしていくのか一緒に考えます。
【お申込み】こちらのフォーマットよりお申込みください。
◆お申込みはこちら◆
お申込みいただいてから２－３日以内に確認のメールを
お送りさせていただきます。
【その他】
・お子様連れでもご参加いただけます。
・定員になり次第締め切らせていただきます。
・個別のお問い合わせは アメブロのメッセージまたは
makiko.bkk.2017@gmail.comまでご連絡ください。
