最後の病院の朝食。
「今日、退院ですね。おめでとうございます。
じゃあリストバンド切らせていただきますね~」
ハサミでパチンと、切られた瞬間、
ふぅ、と思わずため息が。看護婦さんニコニコ。
そういえばすごく嬉しかったことが。
朝の回診のとき
「そういえば大本さん。私、葵上、行かせて頂きます!」
「ええ~?!ほんとですか?」
点滴の時、机の上にあった台本を見て
「これはなんです?」と話しかけてくれた看護婦さんでした。
葵上の話やお仕事の話を、少し雑談したのでした。
「あのあとチラシで調べてみて、面白そうだな、と思って。ネットで予約しました。
色々、夢をありがとうございます。」
そんな...こちらこそです😭
動けない時、どれだけお世話になったことか。
今回、医療従事者の方々ってすごいなとつくづく感じました。頭が下がります。
入院していると何度も聞こえる、夜中のナースコールで、ひっきりなしに「どうしました?」と出向く看護婦さん。
明け方、寝惚けて
「すいませーん!すいませーん!」
と叫ぶ高齢者の方や、
耳の遠いお年寄りとのやりとり。
目の見えない方のトイレのお手伝い。
手術直後の方の痛み止め(私も夜中何回か鳴らしました😅)
ほんとに根気のいる、
大変なお仕事だと思いました。
腹の立つこともあるだろうに、
毎日にこやかに接してくれて、
患者のために動いてくれていて
本当に素晴らしい。
そういう仕事なんだと言われればそうですが、
まさに、聖職だな、と。
入院している間も何度か救急車のサイレンの音が聞こえました。
私がいたリカバリー(回復室)に入る新たな患者。
救急車で運ばれた時搬送先を一生懸命捜してくれた最初の病院。
「頑張ってね!」と声を掛けてくれた医師の方も、顔は覚えてないけれど、本当に感謝。
私達は本当に、色んな人に支えられて生きてる。
普段気付かなくても、大きな社会の助け合いの循環の中に生きてるんだな。一人残らず。
一人一人の働きが暖かく、
お互いを助ける尊いものなんだと、
今回しみじみ感じました。
食事を作ってくれた方、
シーツを変えたりお部屋のお掃除をしてくれた方、
毎日ごみを回収してしてくれた方、
薬を調合してくれた薬剤師さん、
手術をしてくれた先生、
こまめに様子を見に来てくれた看護婦さん
遠くから駆け付けてくれた家族や親族。
皆々様に感謝です。
心から、ありがとうございました。
入院中はずっと痛みがあったので
結局、あまり集中できなかったし
これから本格始動です!