昨日、高橋郁子さん脚本&演出の朗読
『やわらかな鎖』を観劇してまいりました。

青二時の後輩・陰山真寿美ちゃんが出演していたので久しぶりに会える事も楽しみでした。
見にいらしてた柳沢三千代さんや
他の青二の仲間もいて一時の同窓会に😄


三千代さんと💓


郁子さんの言葉の楽譜の朗読劇をきちんと見るのはこれで3回目。

いつも感じるのは独特の台詞リズムによって
登場人物の頭の中を覗き見てるような感覚がすること。テレパシーの世界が客席にまで拡がってくるような。


私も朗読するときは、 観客が一緒に物語に参加しているような錯覚を起こす【体験する朗読】を意識してやってますが

これはもう台本の形態そのものが観客を巻き込んでいくスタイル。
演者は普通以上に大変な集中力を要すると思います。

とくに今回のお話は重かった。
命の重み。
陰山ちゃん、すごく良かった。


重い役を演じるときの、役者のヘビーさはよく分かります😵

絶望へと自分の感情を突き詰めて
感覚を研ぎ澄ましていくと
体にかなりのダメージがくる。

いまだに思い出すのは
私にとっては陰陽大戦記のウツホ。
苦しんで、きっと何度も狂って、
キツかっただろう…1200年の絶望感…。
ガンソのカロッサも(T_T)


入りすぎて具合悪くなるくらい
しばらくの期間思考がウツホで、
カフェで台本読み込み中、騒いでる人々を見て(愚かな人間め…)なんて思ったり ←ヤバ。

終わったあとも、電車のホームでふと
(生きることに 飽きるってどれだけだろう?)
と切なく悲しくなったり、
なかなか抜けなかった(*_*)


今回の舞台も
二人の役者の全身全霊を感じました。

ほの暗い照明の中、
なんの映像もなく、
余計なSEもない、
最低限の生演奏だけ。

しかし、舞台は
役者の精神力と集中力で巻き込むもの。
これで寝る人なんているわけない。
来た人にはかなりの爪痕を残したのでは。

演者の皆さま、関係者の皆さま、
本当にお疲れさまでした✨