今回どのような切り口で話し方や、主催する話し方講座について書いていこうかと、幾度となく大阪・本町のコワーキングスペースから見える御堂筋を眺めながら、考えていました。
御堂筋には梅田から心斎橋方向に走る車の他に、歩行者も多い…人それぞれの人生があるように、オンラインの話し方講座を受講してくださる女性受講者も、職業も性格もお住まいもさまざまです。遠くは愛知県や愛媛県からも。
そして、起業家としてキャリアを重ねてらっしゃる方から、今は会社員でこれから独立をという方まで、ライフスタイルも異なる。その方その方が、仕事などに最大限活かせられるようお手伝いするのが、役目だと考えています。
どのようにこちらが、講義を進めていくべきか。これが100%正解と導き出せるものではないから、模索の連続だったりします(笑)。
どう対応すると受講者さまが、受けて良かったと思ってくださるのか。講義の前に出す課題は、どのような内容が良いのか。1分間自己紹介のほかに、プレゼン練習だったらそのプレゼンのシチュエーションを、予め書いていただいたり。もちろん守秘義務は、守ります。
書くことで客観的に、来場者の人数や会場の場所、見に来てくださる関係者は誰なのかなど見つめることで、緊張が和らいだりするので。
司会が回ってきたけど、どうしよう・・とイベント本番前に、単発で受講された方もいらっしゃいます。とても高音の方だったので「少し低め意識しながら原稿読まれると、後ろの来場者まで聞こえやすく、ご自身の優しい口調を届けられますよ。」とアドバイスしました。とても本番好評だったようで、後日お礼のメールを送ってくださいました。
司会原稿の添削をさせていただいた経験も、こちらにとって新鮮でした。式典や懇親会の司会をする時、事前にMCが主催者サイドと打ち合わせをしながら司会原稿を作成する場合もあります。
私自身、台本という型にあてはめて、2時間だったら、その2時間という時間配分から逆算形式にセリフ(司会原稿)を入れていきます。
文言も長すぎないよう、それでいて伝わるように。
乾杯用の挨拶の後、「それでは、お食事・ご歓談をお楽しみください。」このフレーズを入れると良いですよ。と伝えると、目を輝かせて「おぉ~、メモ取ってもいいですか?」とおっしゃいました!「どうぞ、使ってください。」と返答。この感嘆の言葉が出たのも、司会原稿を一生懸命作成されていたからなんですね。
どう言葉を言い換えたらスムーズか、悩んでしまう…これは、必ずといっていいほど経験することです。
単語の類義語について聞かれることもあります。それだけ日本語のニュアンスが多彩で、昔から和歌に代表されるように、単語のイメージが相手に与える影響も大きいから。現代もそれは変わることなく、奥深い言葉の文化として受け継がれています。
そう、だから100%正解というものはないのです。受講生さまが気分よく取り入れてくださることに、喜びはあります。あくまでそれは結果として。一緒に話し方講座を通して内容を考えながら、受講生さまご自身が「自分の言葉」として、原稿読み練習を重ねられる。本番で司会をされる時、状況に応じてフレーズを変えてみる。これも素晴らしいことです。
私も司会で、急遽この内容を取り入れようということもあります。
これからも、受講生さまのブラッシュアップのきっかけとなれば。お気軽にお問い合わせくださいね。
(女性限定の講座となっています。)
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