藤野真紀子ブログ「For your LIFE」 -372ページ目

消費税

皆様、ご無沙汰しておりました。
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。


さてさっそくですが。
消費税について、皆樣どう思われますか?
私は、条件付きで必要、賛成の立場です。


しかし一番大切なのは、国民の皆樣がどういった日本を望むかです。

今回の雇用問題、セーフティネットの在り方、
医療、年金、教育費無料化、
高福祉国家を望むか、中福祉国家を望むか、
あくまで個人の責任で低福祉国家でいいのか、
先ずは、私たち一人一人がしっかりとした
国のビジョンを考えるべきです。

税金は、福祉の保障、低所得者、高齢者、
子ども達、病気にかかった方々などへの
生きる保障に確実に使われるのであれば、
私は必要なことと考えます。

北欧並の福祉であれば、
消費税も高負担は当たり前のこと。

中福祉国家にしたいのであれば、
国民として中負担は納得出来るはずです。

条件付き、といいました。
それは、税金上がっても、食べるには困らないという、
担保が必要と考えてます。

フランスも消費税の高い国ですが、
主食のパンには欠けないと聞いたことがあります。

日本人の主食、米だけは消費税を上げない。
少なくとも米は食べられる安心がほしいと思います。
昨年度末の税調合同会議の席でもこの発言をしました。

日本は、超スピードで高齢化がすすんでいます。
フランスは150年ほどかけ高齢化、
日本は、高齢化社会に向けての充分な準備期間もない、
数十年という超特急の早さでの高齢化です。

これから迎えなければならない日本の社会の現実を、
まずは国民一人一人が直視、認識し、その後、
じゃあ、その現実を受けどんな国家の仕組みが望ましいか。
真剣に考えてみることが大切だと思います。

国も、「消費税上げる」、「いや上げるべきじゃない」
ばかりが聞こえてきてしまいがちなので、
心あるマスコミの協力のもと、国民の皆樣に、
今後の国の道筋を明確に示し、その上で、
消費税の在り方を広く国民の皆樣に考えていただき、
議論を深めていってもらいたいと思います。

私は、少子高齢化社会に向かっている日本には、
社会のセーフティネットは必要と考えています。
だから、中負担はいといません。

ただし、どんなときでも、米は食べられるという安心は欲しい。

だから米はこのまます据え置きで、
という条件付きで消費税は上げるべきじゃないかと考えています。

今後、諸外国の事例も見つつ、皆樣も、
自分が生きていく、将来の日本社会の道筋を思い浮かべ、
この消費税問題考えてみて頂きたいと思います。

それから、もう一つ大事なこと。

選挙に不利になるから、消費税の問題には触れないというのは、
国民に対し、失礼な話だと思います。
選挙は大切、次期政権の行方は、
日本の国の混乱にも繋がりかねないのですから、
自民党勝利は死守すべきです。

しかし、大切な問題はきちんと示すことが、
誠実な責任ある国の態度だと確信しています。

甘い言葉には用心するよう昔言われたものです。
責任ある政治、誠実な政治は、やはり、
真っ直ぐであること。
媚びず恐れず。
正直に勇気をもって臨むべし!
と思います。



皆様、お身体ご自愛のうえお過ごし下さい。
本年も、何卒宜しくお願い致します。