今日の暇人

小説家になってみる

やりきった…昇天

事故物件 



それから幽霊のことや心霊現象につて聞いたりSNS で見たりした。

枯れ枝が新緑に覆われ始めたある日ゆかさんを連れ出す方法を試すことにした。

「ゆかさん俺に、取り憑くことできますか?」

ゆか「だぶん出来ると思います」

「俺に取り憑いて出られるかやってみよう」

「はい」ずっん!と体か重くなった。

「ゆかさん上手く行きましたか?」
頭の中にゆかの声が響く。

「はい。男さん大丈夫ですか?」

「大丈夫!では、行きますよ」
俺は、重だるい体で玄関を出る。

「ゆかさん大丈夫ですか?」

ゆか「はい!部屋から出られました!」

重だるい体でゆっくりとペダルを漕ぎなから大学に向かった。

「ゆかさん大丈夫?」

「はい。久しぶりの外です。男さん体は大丈夫ですか?」

「へいき」大学に着いた。
校舎の窓が夕日で赤く輝いてた。

いつもの場所に自転車を止め、お気に入りの広場まで歩く。
何人かとすれ違う。
食堂前の小さな広場の真ん中に立つ木を囲うように並べられた石に腰かけると体か少し軽くなった気がした。

ゆか「大学の中に、こんなステキな場所があるんですね…」

眩しかった夕日が次第に低くなる。

目の前にゆかの透けた姿が現れた。

「男(ダン)さん、ありがとございました」徐々にゆかの姿が消えていった。

あー。成仏できたんだな…
よかったねゆかさん 俺こそありがと


駄作にお付き合い頂きありがとございました。

3月8日から高熱が出て9日と14日に
PCR検査を受けたのですが2度共に[陰性]でした
自己診断で[偽陰性]を疑い自主的に隔離部屋にお籠りしてました。
微熱に下がった頃から暇すぎて物語を書いてみました。
お籠りも生活も後、2日で終了ですキラキラ