今日の暇人

小説家になってみる

そろそろ行き詰まってまいりました驚き

事故物件 Ⅳ


女「だから、出て行きたくても、ここから出られないんです」
今にも泣き出しそうな顔だ。

「どう言うこと?…もしかして君…幽霊ってやつ?」

女「そうみたいです」

「地縛霊ってやつなの?」

女「よく分からないのですが… あの、服を着てから話しませんか?///」

「!!見んな!」

女「着替えてる間にコーヒーを入れておきますね」と言うとキッチンに歩いて行った。

本当に幽霊なのか?夢見てるのか?ストーカーか?
着替えながら女を観察する。幽霊に見えない。ボブカットの髪にちょっとポッチャリした体型、白っぽいゆったりしたワンピース姿、足がある。
全体的に少し透けてるようにも感じるかな?

幽霊って髪が長くて首を少し傾けてて青白くて三白眼で丑三つ時に現れるのが幽霊だろ?

今は、朝だぞ?

女がコーヒーを座卓に運んできた。

「あの…貴女は本当に幽霊なんですか?」

女「本当にわたし幽霊よのうです。腕を触ってみてください」

「いや、自分のことなのに疑問系?それに見ず知らずの女性に触れるのは…」

女「大丈夫です。」彼女が俺の前に腕を突きだす。