週末からこっちお天気がいい日が続いて春って感じですね。今日は風が冷たかったけども、長男は今日もプレイグラウンドで走り回り、寝かしつけは楽でした。

冬の間はベッドに入って1時間くらいゴロゴロしてようやっと寝るパターンが多かったのだけど、このくらいストンと寝てくれればマミーはすっごく助かるよちゅー

 

で、寝かしつけを終えて部屋から出て来てみれば、夫の咳が昼間よりも酷くなってるみたい。昨日薬を買いに行ってたのに、ちゃんと飲んだのかと聞いてみれば、

「ちゃんと、のど飴なめてるよ」とのこと。

 

はぁ!?昨夜は薬を買って来るからって車で出てって1時間も帰って来なかったのに、のど飴しか買ってきてないと?

 

本気で風邪を治そうと思ってないだろそれ。息子達にうつったらどうするわけ?

というわけで、薬箱から常備薬(咳止め)を出して半強制的に飲ませる。

うちには子供がもう1人いたわ。。

 

ここから本題。

 

私は息子達の2人とも無痛分娩で、上の子は予定日のちょうど1週間前に破水から始まりました。夜の11時ごろ産婦人科に電話するとすぐにドクターからコールバックをもらって病院へ直行。感染症を防ぐために破水後は24時間以内に出産しなければならないけど、子宮口も開いてないし家に一度戻ってもいいわよと言われる。

 

迷ったけど身支度も全部済ませてきたし、初めてで不安だし、そのまま病院で待つことに。朝になってもお産が進まなければで陣痛促進剤を投与して強制的に陣痛を起こすことになるそう。え、促進剤って入れると陣痛がさらに痛くなるっていうあれ?ガーン

 

ごそごそ病院のガウンに着替えてベッドに落ち着いたところで、出産するまで食事は禁止。飲み物も透き通った色の飲み物はOKだけど、それ以外の牛乳やスープ、オレンジジュース等も飲んではいけないことを伝えられる。それを先に言ってくれれば家に帰ったのに〜。

その代わり(?)ソーダは飲み放題。氷入りのジンジャーエールがバケツみたいなカップに入れられてベッド脇のテーブルにドンと置かれ、「水分を取るのは重要だからジャンジャン飲んで。とりあえずこれを空にしてね。」とナースに告げられる。一体なんの罰ゲーム。。。

 

なんでも、お産の間は消化能力が落ちるので、人によってはもどしてしまうから食べてはいけないそう。唯一食べてもいいのは、病院で作っているこんな↓ゼリーのみ。

 

ゼリーは緑、赤、オレンジと3色くらいあって、ライム、チェリー、オレンジ味。

この時点で深夜2時くらい。7時過ぎに夕飯を食べたきりでお腹も空いてるし、これしか食べれないとあって、ありがたくいただく。病棟の冷蔵庫に入っているのを自由に食べていいと言われたので、その後も空腹に耐えきれなくなったタイミングで小さなカップにいれられたゼリーを2−3個ずつ食べる。チェリー味がお気に入り。

 

寝たり起きたりを繰り返して朝になると当直のドクターが代わり、私の主治医でもあるドクターOが病室にやってきて、進み具合を確認。。。陣痛促進(induction)をすることに決定。

 

続いて麻酔についての説明。Epidural(硬膜外麻酔)は背中から脊髄にカテーテルを入れて麻酔薬を出産が終わるまでポンプで注入するので途中で切れたりすることはないらしい。いつでも好きな時にリクエストできるけど、麻酔科医が忙しいと麻酔医がくるまでの待ち時間もあるし、麻酔が入った後、完全に効くようになるにはしばらく時間がかかるとのこと。

麻酔の有無はお産が進む速度に関係ないけど、麻酔を入れた後は歩けなくなるし、トイレもいけなくなるから尿道にカテーテルをいれるというのを聞いて、麻酔は少し待つことにする。陣痛ってどんなもんかもちょっと経験しておきたいしね。

 

促進剤は様子をみながら少しずつ薬を増やしていくと言われたけど、なかなかお産が進まない。歩くとお産が進むとナースに言われて、点滴のスタンドを引きずりながら、休みを挟んでMaternity病棟をウロウロ歩き回ってみるもやっぱり変化なし。

 

その間少しずつ薬剤の点滴スピードを早められ、夕方ごろに生理痛MAX越えの重い痛みが定期的に来る様になって流石に歩き回るのも辛くなってきた。

叫ぶほどではないけど重い痛みで陣痛の波がきてると痛くて体がこわばる。麻酔医が忙しいと時間がかかるっていうし、すぐにギブアップして「Epi(←epiduralを略してエピと呼ぶ)プリーズっ!!」

 

幸い麻酔医はすぐに来れるとのこと。しばらくするとロシア人の麻酔医登場。

カテーテルを入れる前に、挿入の際の痛みを和らげるための麻酔を腰の真ん中あたりに注射される。

 

チクリと鋭い痛みを感じるも、その痛みもすぐに消えていった。

「あら、痛みもほとんどなくていい感じ?」と思いきや、はい次カテーテルいくよーと、背骨のあたりにゴリゴリ入れられる衝撃でビビりまくり、背中を丸めてなければいけないのに腰が引けてしまう。力を抜けといわれても、こんなに背中を強く押されてるのにムリーっ!!と言いつつもなんとかカテーテルが入る。ロシア人がきてから、ここまで所要時間およそ10分。ふうっ。思い返せばここが一番の山場だった。

 

ベッドの横にある麻酔用のポンプを使って背中から麻酔が注入されると、ヒヤリと冷たい液体が背中を通っていく感覚が。すると体感的にはわりとすぐ、1−2分くらいで陣痛の波が引いていく。あぁ、陣痛の鈍い痛から解放されてホッと一息。

点滴、麻酔、尿カテーテルとチューブに繋がれて、陣痛とベビーの心音をモニターするための装置もお腹につけられ、ベッドからは一歩も動けない。重症患者のようだったわ。

 

まだお産には時間がかかるから、少し休むようにといわれたけど、お腹が空いてしかたがない。この時点でもう夜7時過ぎ。。前日に食べた夕飯から24時間何も食べてないショボーン病院の冷蔵庫にあるゼリーを食べつつ、この時点ではもうソーダは遠慮させてもらって水を飲み、暇つぶしにテレビをみたり携帯をいじりながら、ただひたすらベッドの上で子宮口が開くのを待つ。

 

あと数時間で破水してから24時間を経過するのでちょっと心配になってきたと思ったころ案の定、ドクターOが部屋にやってきた。

幸い、お腹のベビーはとても元気なので、様子を見ながらこのままお産が進むのを待つけど、最悪の場合は帝王切開に切り替えるという話がでてドキドキ。滝汗

 

結局その日のうちには生まれず、寝たり起きたりを繰り返しながらまた夜が明けてドクターOの当直が終わり、ドクターGに交代。っていうか、ドクター3人目ですね。少しずつだけど子宮口も開いてきたことだしと、ドクターGも方向性は変えず、ベビーが元気だからこのまま待つことになり、昼過ぎにようやくお産のGOサインがでた!

 

ここまで大した痛みもなく腹ペコだけな私は、さっさと産んでディナーは食べるぞーと張り切っているかたわら、立ち会う夫がなぜかちょっと緊張気味。

 

お産真っ最中の時も麻酔が効いているのでもちろん痛みは全くないけど、陣痛がきた時のお腹の張りがなんとなく感じることができるくらいの感覚は残ってた。足の感覚も残っているけど、正座を続けて足が痺れた時のような鈍い感じ。いきむ体制になるとなんとなく感じてたお腹の張りもよくわからなくなってしまったので、お腹の張りを計測するモニターを見ているナースが『Push, Push, Push!!』といきむタイミングで声をかけてくれる。

 

お産開始から1時間ちょっとかな。ベビーが出てきたときも痛みは全くなく楽勝な感じだった。カンガルーケアをしながらこれなら何人でも産めるわーと夫を見ると顔を真っ青にしてナースに支えられているポーン

 

実は夫は献血しただけでも気を失ってしまったほど血がダメ。生まれた赤ちゃんのへその緒をカットさせてくれるというのも「絶対無理」と断固拒否して出産直後の私よりもゲッソリとした様子でナースにオレンジジュースをもらって燃え尽きたかの様に椅子に座り込む夫チーンどっちがベビー産んだんだかわかんないよー。笑い泣き

 

結局後処理にさらに1時間くらいかかり、ようやくリカバリー用の病室へ車椅子で移動。麻酔が残っているので、1人でベッドから降りないように注意を受けるけど、もう足の感覚はかなり戻ってきていた。

 

さて、ようやく念願のディナーを院内のカフェテリアに内線電話でオーダー。サンドイッチ、ターキーディナーにミートボールスパゲティなどアメリカンなメニューが並ぶ中から好きな物を好きなだけオーダーできるシステム。48時間の絶食後に食べるのに適したメニューはないけど、無難にハンバーガーをチョイス。

味は、、、そんだけお腹が空いてればなんでも美味しいよねって感じでした。

 

つづく