日本と同じように自分で出産スタイル(助産婦さんの有無や自宅出産や水中出産など)を選択するのですが、自宅出産の場合など医療費を保険会社がカバーしないことが多いみたいで、日本のように出産一時金などはないし医療費が高額なアメリカで自腹なんてありえない私は普通に産婦人科医へ通い、総合病院で息子達を出産しました。ちなみに産婦人科医は英語でobstetrician-gynecologistですがOB/GYN(オービージーワイエヌ)と略して読めばOKです。

 

私は友人からの口コミで近所のOB/GYNの診療所へ行き、主治医となる医師に初めに会いましたが、その診療所には5人の産婦人科医が所属していて、分娩の処置をするのは当日病院に待機している医師なので、主治医が赤ちゃんを取り上げてくれる(Delivery Doctorになる)とは限りません。その為、安心して出産できるように妊娠中の定期検診ではローテーションで診療所のドクター全員に診てもらうシステムでした。出産するのは別の場所にある総合病院で、ドクター達は当番でそこまで出張する感じでしょうか。同じ日に診療所と病院を行き来することもあるようで大変そうでしたよ。病院に所属するOB/GYNもいて、もし分娩が重なって診療所のドクターの手が空かなくても病院所属のドクターが処置をしてくれると説明されました。自宅から病院が近ければ直接病院のOB/GYNにかかってもいいんだと思います。

 

日本と大きく違うのは医療保険のシステムです。医療費がいくらかかってもOKという人ならともかく、加入している医療保険を最大限に使って医療費の負担を軽くするためには、評判の良い医師や病院が見つかっても受診前にその医師、医療機関が保険会社のネットワークに入っているかを確認しなければなりません。

 

つづきます。