決して軽い気持ちで観たわけではなく、ある種の覚悟をもって臨ん
ー 玉音放送の、重み。
戦争に関する映像作品や資料はたくさん観てきたつもりだったが、
自分の勉強不足を痛感し、自分なりに調べ、登場人物や出来事につ
単純化すると(していいものかどうかは別として)、以下のように
天皇…国民の苦しみと文化の消失を憂い断固として自らの言葉で戦
鈴木首相…いかなる方法でも(自分が死刑になろうとも?)戦争の
阿南陸軍大臣…天皇の身を案じ平和的解決を望むも、陸軍内の不穏
二分する陸軍…和平派と徹底抗戦を謳う本土決戦派。
本土決戦派はさらに2つに…阿南を担ぎ出したいクーデター派と阿
天皇による聖断ののち、それぞれの思惑が対立しつつ、やっとのこ
予定の時間より大幅に遅れつつ、天皇の録音も済んだが、それで安心して
8月14日の深夜から8月15日の玉音放送にかけて宮城(きゅう
天皇の録音盤を奪還し、放送を阻止しようとする畑中陸軍少佐
阿南陸軍大臣は陸相官邸にて静かに最期の夜を過ごしていた。
その覚悟を知る妻は、夫が一番知りたがっていたことについてのある情報を得
そして8月15日の朝を迎えた日本。
録音盤を巡り緊迫した夜は明けた。
夫のもとにたどり着き、夫に話して聞かせる「軍人の妻」の姿に目
玉音放送が流れ、映画は幕を閉じる。
エンディングのシーンには胸打たれるだろう。
当方の乱文にて興味を持っていただける自信はないが、秀逸な映画
ノーカット玉音放送(映画版)とその原稿「終戦の詔書」(原文)