妖怪ネタ、定着してきた?
まだまだ行きます。
油赤子(あぶらあかご)
火の玉が家に入ってきたかと思うと、赤子の姿に変わって、行灯の油をなめる。これが油赤子。
滋賀県大津では、地蔵のところから盗んだ油を売っていた油売りの生まれ変わった姿という言われも。
東北地方では「油なめ赤子」と言われ、旅の女の連れていたコドモが油をなめてはその辺を飛び回ってたって。
昔は行灯の油に魚の油を使っていたのでネコが好んでなめていたからかな?とのこと。
油返し(あぶらがえし)
また油と名のつく妖怪。というか、怪火。
兵庫県伊丹の池に夏の闇夜とか冬の寒い夜に現れた火。
油を盗んだ人の魂だとか、狼が火を灯しているとか言われているらしい。
一目入道(いちもくにゅうどう)
河童みたいだけど、頭の皿が目になっているみたいな姿。佐渡にいたらしい。
こういう話が残ってるそうです。
陸に上がって馬で遊んでたら、馬主に見つかって捕まってしまった。毎晩魚を鉤にかけて枝につるしておくので助けてくれと懇願。でも鉤だけは釣りに使うので返してくれと一目入道。
ある日鉤を返さなかった馬主。起こった一目入道は馬主の家を荒らした。馬主は念仏を唱え、観音堂を建てた。
その本尊にその入道の瑠璃の鉤がはめられたそうです。
妖怪の話、おもしろくなってきた?
なかなか興味深いっしょ。