刑罰といただき女子 | 【あっ!これは何?】・・戸張節五郎の部室

刑罰といただき女子

いただき女子りりちゃんの判決がついに出た。懲役9年と800万円の罰金。

 

本人は判決が言い渡されてから、呼吸が難しくなり立つのも厳しくなったとか。

 

結局この判決を聞いて予想外だったんだろう、つまりワルの度合が自身の評価と裁判評価が

 

乖離してたんだね。

 

 

刑罰って3つの側面があって、

 

一つ目は「更生させる為のもの」で懲役とかはそれにあたる。

 

二つ目つは世の中から完全に「害悪として締め出すもの」。死刑とか無期懲役とかはそれにあたる。

 

三つ目は「世間に対する見せしめというもの」である。これは重くなればなるほど世間に影響は大きくなる。

 

 

インターネットとか携帯が普及しての弊害は多々挙げられているが、これらの仕組みが犯罪で

 

使われだしてから、いままでワルじゃなかった人達も加害者や被害者に容易になりえる様になった。

 

 

昔は女性に騙されるって言ったら、夜のお店に自ら出向いてとか、物を売りつけられるのも

 

自宅にいかがわしい営業マンが来てからとかいわゆる「対面」だったのでそこだけ気を付ければよかった。

 

 

りりちゃんの事例は、ネットという世界で男性にお金をださせる。この方法を女子に売りつける

 

全部ネットで完結。りりちゃん側も相手の微妙な空気感や表情なんてわかんないからいけいけで

 

犯罪できたんだろうね。

 

 

という事で、今回の刑罰の重さは「更生」の意味も残しながら、「見せしめ」の部分がかなり大きいのでは?

 

本人は判決聞いて気が遠くなったんだろうが、(実際20代女子に9年のムショ暮らしはでかいね)

 

詐欺で取ったお金が課税対象になって、脱税の罪も入っている。

 

「見せしめ」ってのは抑制力としてはかなり大きい。

 

 

例としては飲酒運転が激減したのは「罰金の高さ」「罰の重さ」「報道の大きさ」がかなりある。

 

世の中にはいろんな人がいるが、ワルを自覚せずにやってきてそこに嵌ってしまう人が

 

増えると厄介な社会になる。重たい「見せしめ」はそういう事象に対してかなりのブレーキになる。

 

 

犯罪者が増えると騙されないように世間の人々の対応も迫られる。つまり近寄る他人、ネットで結びつくことも

 

含めて「信用しない」「疑心暗鬼になる」という自己防衛策を持たざるを得ない。

 

悪に対する対応力をつけるという事は、人を信用したり、人の話に感動したりする面を急速に失う事になる。

 

自分の子供に「人を疑え」「本音を言うな」という訳のわからない教育も必要となる。

 

これは人として大きなものを失っているんだよね。

 

 

この犯罪はある女性の詐欺とかの事件だけでなく、我々からある一定の価値観を奪う行為として

 

しっかりと世の中に広めてほしいんだよね。