青年局長として手掛けたいくつかの「牧原カラー」があると思いますが、その中に「温故知新シリーズ」があります。これは、政界をご引退された大先輩のお話を伺うものです。

私は小さいころから歴史が大好きですが、自分も年を重ねれば重ねるほど、改めて偉大な先人の皆様の積み上げがあって今日がある。だからそうした先人の皆様の歴史にきちんと学びを得ることが重要である、と思います。青年局はまさにこれからの世代であるからこそ、改めて先輩の貴重なお話を伺うべきだ、ということから小林鷹之衆議院議員を政策・研修部長として任命し、これまでに福田康夫元総理、武部勉元幹事長をおよびし、今日中川秀直元幹事長をおよびした次第です。

不思議なことに、大先輩にお話を伺えば伺うほど、自分の初心を思い出します。今の政界では、ともすれば「党のため、選挙のため、自分のため」となりがちで、「国のため、国民のため、子供たちの未来のため」という私の最初からの思いとずれています。しかし、そのずれを直そうという努力を怠り、つい政界の常識や慣例、もっと悪い時には「仕方ない」ということで流していないか。大先輩たちは、そこに貫徹された「覚悟」があり、「情熱」があったと思うのです。

私も、政治家になりたくて皆様にご支援をお願いしたわけではありません。「日本のため、国民のため、子供たちの未来のため」、日本の政治をきちんとする必要があり、そのためにこそ牧原秀樹が必要だ、という思いです。流されそうになる惰性に決して負けずに頑張りぬこう、改めて偉大な先輩の皆様に感謝申し上げます。