このところ、あまりの忙しさに過労気味であった。今日は、久しぶりに3時間の「空き時間」を作り、ブログの更新も久しぶりにさせて頂いている。

青年局長として全国を飛び回り、様々お話を伺う中、感じることがいくつもある。その中で、日本全体が何となく活力を失いつつあることが気がかりである。その最大の要因は少子化高齢化ではないか。

昨日は、島根県連青年部・青年局の皆様と「島根をどうしたいか」という議題で議論をしたのだが、やはり人を雇用しようと思っても人がいない。需要不足がある。といったご意見が相次いだ。つまるところ、人口がどんどん減り、どんどん高齢化していくのをただ黙って見てれば、地方も元気になりようがない。

年金の問題とか防災の問題とか国の課題は山積みである。しかし、少子化こそ、将来にもっとも不安を与え、国の経済に打撃を与え、やがて地方自治体などの行政機能までも麻痺させかねない最大の問題ではないだろうか。人間の尊厳という非常に繊細な問題を抱えるために、何となくみんな言い出すことにためらいを感じているが、結局分かっていたのに20年も場当たり的な政策しかできずに今日まで少子化の流れを止めることはできなかった。

とはいえ、国の政策だけで何とかなるという話でもない。子供を産みたい、育てたい、という自然な欲求が湧かなければ、「産めよ、育てよ」と国が強制する時代ではない。新しい3本の矢の2本目はこうした点を抜本的に解決しようという意欲である。青年局長としては、この少子化問題を何とかするために努力したい。