第47代の青年局長に就任した。初当選以来11年目での青年局長というのは、かなり遅いので気恥ずかしい思いもするが、皆様からのご支持ご支援の賜物であり、全力を傾注して日本の未来のために貢献したい。

青年局長というのは、45歳以下、衆議院では当選3回以下が国会議員としては要件になっているが、地方では年齢も当選回数もその都道府県ごとに違っている。また、必ずしも議員とは限らず、選挙区支部長や都道府県連の職員の皆様、あるいは一般党員の方や学生部の方もその所属となっている。こうした皆様全てを合わせれば全国にまたがる大変巨大な組織であり、これをまとめあげる局長ポストが歴代総理をはじめ多くの主要幹部の通る「登竜門」となっていることもうなづける。こうした歴代の伝統を築いてこられた木原稔前局長をはじめ先輩方、そしてすべてのメンバーの皆様にとって大切な青年局の誇りをきちんと守り、発展させていく所存である。

過去の慣習や事務的な決まり、もあるのだが、私としてはそうしたものにはとらわれず、のびのびと青年局らしい自由奔放な主張や活動を展開したい。自民党は結党60年目の節目を迎えているが、いい意味で安定し、悪い意味で官僚機構化している。「決まり事」が積み重なれば重なるほど、新しく柔軟な発想は生まれにくく、ダーウィンの進化論的にいえば、一番生き残るために必要な「変化に一番対応できる能力」を失うこととなる。青年局は、一番新しい芽が萌芽する源であり、そこで官僚主義的な発想にとらわれ、従来の「きまりごと」を守るだけに汲々としていては自民党の将来への元気の芽を摘むことになる。

だから、それぞれのメンバーの皆様がそれぞれ持っているたった一つの花を咲かせ、全体として未来の自民党、そして日本につながるような活動を展開していきたい。これからどうぞよろしくお願いいたします。