makidumedeskのブログ

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巻き爪治療のプロのためのブログです。
爪の性質と治療技術に関する最新の情報を提供しています。

 

巻き爪は、多くの場合爪床から爪が上方に離れてくることが多いのですが、このように、爪床から爪が離れずに強く爪床に接着しているとき、両側の変形が強くなると、爪溝も強く深く下に押しやられて、爪の側縁は深く食い込むことになります。このようなときには、爪の側縁が切りにくくなり、先端に切り残しが生じることになります。いわゆる爪の棘といわれるものができてしまいます。これは非常に痛く、陥入爪の最も痛いタイプです。

この場合は、炎症があることはありますが、医療以外で手が付けることができる分野だと思っています。炎症が強い場合には、手を付けることは、控えるべきだと考えています。

このようなときには、とりあえず、ツメキャップで、両側を持ち上げて、爪棘を持ち上げてカットして、ツメフラを装着することで、問題を解決することは可能だと考えています。爪棘をそのままにしておくと、痛みが強く、また矯正も難しくなります。

この方法で痛みをとることは、とても意味のあることだと考えています。

また、この形で、両側縁を外に出すことによって、今後爪をそこからのばしていって、指の先端から先に延ばすことが可能になり、スクエアーカットをすることが可能になります。

両側縁が下に埋まったいる状態では、爪を伸ばすことはできません。従いましてこの爪の側縁を外に出すという操作は、爪の形と切り方の正常化にとって、大切な処置ということが言えます。

これを即時に行うことが、ツメフラ法の大きな利点ということが言えます。

こういう埋没系の巻き爪にとっては、即時矯正が、とても重要な操作ということが言えます。

時間がかかっていると、爪が皮膚に食い込んで、爪を伸ばすことは不可能です。