くりのブログ -5ページ目


さて、今回は単4電池の長持ちテスト。100円ショップのアルカリ電池4種、そしてゲストでニッケル水素電池のVOLCANO NZ にも参加してもらおう。



内容は、懐中電灯を点けっぱなしにしてランタイムを測るだけ(
室温21℃±1)。使うのは、単4電池1本使用の小さなLEDライトだが、なかなか明るい物。




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結果発表 ヾ(@⌒ー⌒@)ノ


(右側の6p は6本入り)

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1位: 1時間39分 セリア PAIRDEER


同じセリアの仲間GP Ultra とは少しの差だったが、PAIRDEER が1位を獲得。6本入りなのでコストパフォーマンスは抜群だ。個人的には、無駄に大きな台紙のパッケージじゃないので、かさばらず良し。セリア印の商品。
ちなみにPAIRDEER とは、海外の電池ブランド。

2位: 1時間35分 セリア GP Ultra


2位はGP Ultra で、気がつけばセリアの1-2フィニッシュ。
このGP Ultra は信頼ある大手GP社の通常モデルであり、「100円ショップ用の電池」 ではない。保存も7年と長め。こういう物が100円ショップで買えるのはラッキーだ。日本で言えばマクセルや東芝やパナソニックがセリアで買えるようなもの。
GP Ultra Alkaline


3位: 1時間28分 ダイソー スーパーパワー


名前にひねりが無いのでダイソーのふたつは紛らわしいが、電池のデザインは全く違うので見分けやすい。もう少しパッケージの安っぽさを何とか出来ないのか・・・といつも思うが、これがダイソーらしさなのだろう。

ちなみに緑のスーパーアルカリには 「D&S」 という表示があるが、その後 「DAISO&S」 という表示のメタリックグリーンの
電池に置き換わったようで、おそらくモデルチェンジ(同じ製造元)だろう。デザインのみの変更なのか、性能も変わったのかは不明。

4位: 1時間18分 ダイソー スーパーアルカリ



ゲスト参加: セリア VOLCANO NZ (ニッケル水素電池)


ライトの消費電力が大き目だったので蓄電池には期待していたのだが、トップは取れなかった。

そういえば、単3と単4の容量比は乾電池ではほぼ2:1 程度だが、ニッケル水素電池の単4は単3の4割ほどの容量だ。単3での経験則は単4には通用しないか・・・。

ちなみにこの単4 VOLCANO NZ の容量表示は750mAh(おそらくtyp.)で、eneloop(min.750mAh)などより若干少ない。

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PAIRDEER は、入手しやすいアルカリ電池の中では現在もっとも 「お買い得」 と言って良いだろう。特に懐中電灯など、電池をギリギリまで使い切る機器との相性が良いようだ。

僅差で2位だったGP Ultra も信頼性や品質を含めると捨てがたい。
上記アルカリ電池で唯一のメーカー正規品であり、この安さで長期保存できる電池は貴重な存在。「どんどん使い捨てる用途には100円ショップの電池、信頼性が欲しい場合は大手メーカー品を買う」 という人もいると思うが、後者にセリアのGP Ultra を使う事ができる。持続時間のみでなく、総合的に評価するならトップという見方も可能だ。

ダイソーは、商品の中に占めるダイソーブランドの割合が高いが、電池もまた然り。メーカーが書かれていないというのは、やはり買う立場で言わせてもらうと少々不安が残る。結局、「6本入り」 という事(安さ)が最大の魅力なのだと思う。前はダイソーにもGP のアルカリ電池が置かれていたが、今GP はマンガン電池のみになったようだ。


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おまけ記事、その1 【単3アルカリ電池 SONY 対 FDK】


『ソニー史上最高性能』 とか言ってるので↓気になった。



それにしても富士通、あえてウケを狙ったのは解るが、よく見ると 「僕は・・・」 の文字以外のデザインは雰囲気的にむしろ高級品っぽい素質を感じる。ベースのデザインがもったいない気もするなぁ。

ま、いいや。
ともかく測定。


なにっ! Σ(=°ω°=;ノ)ノ


僕はスマホすごいじゃん。

実力があるのにウケ狙いの変な名前って・・・やっぱ富士通って売り方が下手すぎるよな。前に実験したD RANGE も、高性能なのにほとんど知られてなかったし。でも今回は変な名前をメディアが取り上げただけマシ?
( ̄_ ̄;)


グラフは前半の変化が似ているようにも見えるが、力尽きて最後に急降下し始める電圧が、SONY は1.0V 程だった。それならもっと全体的に高い電圧を出して欲しいところだが・・・。

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おまけ記事、その2 【PAIRDEER の単1マンガン電池】

アルカリ電池のPAIRDEER(青セリア)ではなく、今回はマンガン電池のPAIRDEER について。
 




これまでに、この単1を4回購入したが、そのうち2回で液漏れをしている。しかも2度目の時は、まだ1.2~1.3V という段階で、使用中に液漏れが始まった。これはちょっとひどい。

セリアのPAIRDEER マンガン電池は単1~単4 まで用意されている。これまでに買ったのは単1、単3、単4 だが、液漏れを経験したのは単1 のみ。単1 だけ何か構造上の欠陥があるのか、あるいは他のサイズも同様なのか、現時点では不明。

「単1マンガン電池」 について言えば、maxell やGP など大手メーカー
も置いてあるセリアだけに、買う時はそちらを選べるので困る事はない。maxell やGP などが2本入りのところ、このPAIRDEER だけが3本入りだったわけだが、全然だめ。

個人的にセリアの電池で初めて 「PAIRDEER」 を知ったため、正直どんなブランドなのか詳しくは知らないが、知名度より中身を重視する人間なので、“アルカリ電池の持ち” については素直に評価している。信頼性や品質については大きな期待はしていなかったが、最近の100円ショップの電池の平均レベルなら十分だと思っている。

が、この単1マンガン電池は明らかにマズイ。
というわけでPAIRDEER は、アルカリ電池(青セリア)だけをお薦めする。


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(追記
 

セリアに行ってみたら、 (°_°)   これまで6本入りだったPAIRDEER アルカリ電池(単3)に、なんと4本入りが登場していた。



でも
6本入りも並べてあった。どゆこと? 100円ショップじゃなければ何もおかしくないんだけどね。ちなみに中の電池は全く同じ物。

4本入りはこれまで見たことが無いので、「6本入りから4本入りへ切り替えている途中」 と解釈するのが妥当だろう。が、使用期限を見ると、4本入りより後で製造された6本入りがあったりして意味が解らない。まさかの2タイプ併売? 

セリア社内では
今後4本入りへ集約していく可能性が通知されているようで、併売は一時的な物らしい。しかし
4本入りになってしまうと・・・買う気にならないw どうせ4本入りを買うなら、同じように高性能、且つ長期保存も出来るGP Ultra の方がはるかに魅力的だ。GP は信頼あるメーカーなので、液漏れや品質のバラつきなどに対しても安心感が違う。

PAIRDEER の4本化は、人気が出たから値段を上げたのだろうか。あるいはコスト的に厳しいのか。いずれにせよ

「社長、今さら減らすのは良くないですぜぃ」 \(o ̄ー ̄o)

たぶんセリアなら客の声を大事にしてくれるはず。というわけで、セリアへのメッセージはこちらから

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