さて、手打ちでスイングプレーンを作っていた大和君(中2)が目隠し、スイング練習を進めたことで、かなりスイングプレーンも落ち着き、クリーンにヒットするようになってきました。
まだまだ
これから繰り返し修練は続きまが、経過報告させて頂きます。
昨日のブログでも紹介しましたように、大和君はダウンスイングでプレーンをループさせ、開いたフェイスを上体を止めてスクエアに修正してインパクトを迎えていました。
このインパクトの位置から上体をフィニッシュに向け回転させる時にフェイスも左に引っ掛けやすくコントロールしにくくなる体勢です。
インパクト後も上体が右軸側に残ってフォロースルーをとっていますね
このフォロースルーだとかなりバランスが崩れスムーズにヘッドが走り憎いですね。
そのスイングプレーンやインパクトのフェイスの合わせ方を改善するために、目隠しスイングに挑戦中です。
大和君のスイング改造のポイント
以下の写真は、大和君の目隠しスイングです。
①ボディターンスイングによる下半身からリードしてダウンスイング軌道をシンプルに作る。
②テイクバックからダウンスイングへの軌道修正を手だけで描くのではなく、下半身がリードしつつ体の回転する中で手を使う。

③テイクバックポジションからプレーンをインパクトゾーンに導く時、上体を捻じり戻す(上体の回転をねじり戻す)ことで、手を使いグリップをスピーディに下ろし、フェイスを飛球線後方に導く。

④その後、2軸間の体重移動をスムーズにさせ、下半身がリードし、腰が飛球線方向に向きながら左膝を伸ばしてインパクトを迎える。
インパクトで右脚軸に上体が残っていないためスムーズに左脚の軸でフォローが取れています。
フィニッシュも左脚軸で上体を飛球線方向に回転して両腕をしっかり正面に運んでいます。フォロースルーが大きくゆったりしています。
⑤インパクトで上体が止まらず、回転の中でインパクトを迎える感覚を掴む。
2軸間のインパクトゾーンも大きく描き、スイングリズムがよくなり、目を隠してのスイングにもめげず、しっかりボールを捉える大和君です。
素晴らしいインパクトです
目隠しスイングをするまでは、上体を止めてインパクトを迎えていたため、フォローからフィニッシュの回転がスムーズにできず、左に引っ掛けるボールが出ていた大和君でしたが、ダウンスイングからインパクトにかけて体重がフェイスに乗り出し、フォーからフィニッシュまでの回転もスムーズになりました。
普段のスイングより肩の力が抜け、ゆったりとしたスイングです。本人もその打感の良さに満足そうでした。
目隠しスイングはルーチンがあります。その方法については次回にご紹介します。ご期待ください!!
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