◯仕事で得られたコミュニティ

仕事にも慣れてくると「Cさん、今度BBQがあるからおいでよ」「僕の結婚式に是非ご主人と参加してほしい」等お誘いが増えました。
仕事が毎日の生活にハリを与えてくれるのはもちろんのこと、家庭以外の自分の所属するコミュニティを持つということがどれ程大切かということを再認識しました。

◯ローカル料理教室のプロデュース。したかったことがついに!

インターンの契約期間も終了し、友達も増え現地の生活にも慣れてきた頃、次なるチャレンジを始めることにしました。

元々お料理が大好きで、人をもてなすのが大好きなんですね。
せっかくだったら、ローカル料理を習って、帰国後におもてなしをしたいな、と。暇を持て余している日本人のお友達にも声をかけたら「習いたい!」と言ってくれて。人に会う度に料理の先生いないかと聞き続け(笑)、結局現地のお友達の義理の妹さんで、大学に通いつつ料理学校で学んだ23歳のローカルの女の子を先生として迎え、現在は月に2-3回、定期的に自宅でお料理教室をしています。今後自分が帰国することになっても、日本人の息抜きの場として、皆で続けてもらえればいいなと思っています。

◯やっぱり諦められない仕事への思い。

趣味を広げられることはとても楽しいですが、やっぱり自分のキャリアを積んでいくこと、社会との繋がりを持つこと、自分が努力したことに対してしっかりと評価し、認めてもらう場所が必要であると改めて感じています。
そして、中学生の頃から全ての人にそれぞれ役割があり、皆何らかの形で世の中に貢献すべきだとも考えており、自分の場合は社会に出て一生懸命働くことが自身の役割だという思いが今まで以上に強くなりました。
それに、毎日やることを探す暇な生活より、やらなきゃいけない仕事が山積みの生活の方が自分の性にあっているな、と(笑)。目の前の課題をクリアしていくのが楽しみなんです。


◯夫婦で共に考えたい「私のキャリア」

夫とは常にお互いのキャリア形成について話をしています。
家庭もキャリアも両方100%思う通りにはいかないと思うので、二つが上手く両立するような方法を二人で良く話して、納得して決めていきたいと思っています。

◯私からのメッセージ

駐妻、というと豪奢な生活をしていると羨ましがられがちですが、現実は日本の家族や友達と離れ、慣れない地で寂しい思いを抱えながら、日本に帰る日を指折り数えながら生活している人が大半ではないかと思います。
それに、駐妻は仕事で忙しい夫をそばで支えるべき、と良く言いますが、確かに夫は仕事は大変かもしれないけど会社というコミュニティがあるから大丈夫、心配すべきは妻の方ではないかと思います。私は、帰りたくなった時に日本に帰ったり、他の国を旅したり、周囲の目は気にせず好きなように息抜きしながら過ごしました。
自分で思っている以上に慣れない地での生活はストレスが溜まるものです、辛くなった時には思い切って日本に帰って親や友人に会えば、「また頑張ろう」と前向きに生活できますよ!