2025年のGWは、東京在住の従姉が里帰りしてきたので
両親と従姉と私の4人で
岡山県井原市立 平櫛田中美術館(いばらしりつ ひらぐしでんちゅうびじゅつかん)
へ行ってきました。
今回、当記事を 『 20年ぶりの里帰り。 』 と題した訳は、
井原市出身の彫刻家平櫛田中(明治5年生-昭和54年歿)は逝去する107歳まで生涯現役で活躍しました。代表作《鏡獅子》(東京国立近代美術館蔵、国立劇場展観)は22年の歳月をかけて86歳で完成した彩色木彫の傑作です。平櫛田中は、天平時代以来、数多の名作を生みだした日本古来の木彫の伝統を継承しつつ、西洋文化が急速に流入する中で、写実を基礎に東西の表現形式を融合し、近代木彫界に大きな足跡を残しました。昭和37年にはその功績が認められ、文化勲章を受章しています。
《鏡獅子》は、昭和63年と平成15年に当館の特別展で展示されていますが、このたび20年ぶりに井原市で展示されます。国立劇場が建て替えられることに伴い、平櫛田中美術館に長期貸与され、令和6年より令和11年まで約5年半にわたって常設展示いたします。
(平櫛田中美術館ホームページより。)
というわけです。
実は、20年前の里帰りの時にも観に行っており、
今回も
「人出が落ち着いたころに観に行こう。」
と家族で話していたのです。
想像通り、GW中の日曜日にもかかわらず空いていました(笑)
鏡獅子は
木彫彩色で高さ2.32メートル、幅2.46メートル、奥行き1.82メートルの大作で、
歌舞伎俳優、六代目尾上菊五郎( 1885~1949年)をモデルにしたものです。
尾上菊五郎がパンツ(フンドシ?)一丁でモデルになり、
写真や試作品もあって、とても見ごたえがあります。
前から観たり後ろから観たり、部屋を行ったり戻ったり、
空いているからこそ思う存分堪能しました。
観るのは2回目ですが、やっぱり、観に行って良かったです。
介護職の私にGWは関係ないのですが、
両親と仲の良い従姉と4人で楽しいひと時を過ごしました。
が。
この時には想像もしませんでした。
その5日後に起こる悲劇を・・・。
