私、過去に防災訓練には何度も参加したことがあるのですが、
救命講習は一度も受けたことがありませんでした。
このたび職業訓練校を受託している会社の社内企画で救命講習をやるというので
「これは良い機会だ!」 と、参加させてもらいました。
(無料だし。笑)
今日は地元の消防署から救急救命士と消防士が来て、
救命講習の基本の “ き ”、
成人を対象とした心肺蘇生法・大出血時の止血法などを3時間かけて学びました。
今日とても印象に残ったのは、
「とにかく救急車が来るまで心臓マッサージをし続けること。」
その理由は、ざっとこんな感じ。◆ 119番通報してから救急車が来るまで平均8分。◆ 救急車で病院に運んだら心臓は医師が何とか動かしてくれる。 薬や機械を使って。◆ でも脳は酸素が行かなくなって(←心肺停止)3分以上経つと大きなダメージを受けるから、救急車が現場に到着した時点で、すでに脳はダメージを受けている。◆ そうなると、せっかく傷病者を病院へ運んでも、その人の命は助かっても植物状態になったり身体に大きな麻痺が残ったりして社会復帰はできない。◆ だから “ 脳へ酸素を送るために ” 心臓マッサージをし続ける。
なるほどー!と思いました。
それと、
防災訓練みたいに救命訓練も時々やっておかないと実際にはうまくできない、
というのも実感しました。
ダミー人形を使って、
1. 周囲の安全を確認する。2. 傷病者に近づき、反応(意識)を確認する。3. 大声で叫び応援を呼ぶ。4. 119番通報およびAED(自動体外式除細動器)を現場に届けてもらうよう協力を求める。5. 呼吸を見る。6. 心臓マッサージを30回。7. 人工呼吸2回。(AEDがあれば、ここで実施。)8. 救急車が来るまで6、7をずっと繰り返す。
これが驚くほど出来ないのです!
みんなうまくできなくて、小学3年生の男の子が誰より上手にできていました。(笑)
私は消防士のお兄サンに 「初めてじゃないみたいですね!」 と言ってもらえたけれど、
それでも人工呼吸はうまくできませんでした。
防災訓練に何度参加しても消火器をうまく操れないように、
おそらく心肺蘇生法も一度や二度講習を受けたくらいじゃ、いざという時うまく対処出来なさそう。
だから、これからも機会があったらぜひ参加したい!と思いました。
そうそう。
胸毛の濃い人はAEDがうまく使えない可能性があるから工夫が必要なんだってヨー。(爆)