土曜日。
健康診断を受けました。
身体計測をして、採血して、レントゲン撮って、心電図とって、胃カメラ飲んで、医師の診察があって・・・っていう、
いわゆる定期健康診断です。
「同じ施設に記録を残したほうが良い。」 という考えで、
もう何年も前から、同じその検診センターで受診しているのですが。
まさか、まさかの診断でした。
「左乳房にシコリがあります。」
超音波検査の技師さんも、
(2年前の健康診断で最初に異変を見つけた技師さんでした。)
視触診したオジイチャン先生も、
乳がんの手術をした左側の乳首の上に、“ 何か ” があると指摘しました。
オジイチャン先生は私の手を取って、「ほら、ココにあるでしょう。」 と指で確認させました。
うーん、あるような無いような・・・。
だってその辺りって、手術で内側をくりぬいた部分の境目。
明らかに触感が違うんだもの。
「でも、8月に(乳腺専門医でかかりつけ医の)1/5(ごぶんのいち)先生に診てもらったばっかりなのに。」
と私は訴えたけど、オジイチャン先生は
「紹介状書くから。送っとくから。」
「1/5(ごぶんのいち)先生のとこは今度いつ行く?いつ行く?!」
って、すごく急かすのです。
ちょうど、インフルエンザの予防接種しに行こうと思っていたので、翌週には行けるけど・・・
その日の夜から、本当にその晩から、パタっと眠れなくなりました。
ついに発症したのか。
乳がんなのか。
2年前に乳がん未遂事件が勃発したときと同じ。
不安で眠れない。
日曜日・・・月曜日・・・火曜日・・・眠れない日が続いたまま迎えた、
水曜日。
電話で月曜日には届いていなかった紹介状が届いていることを確認しました。
その日は半月以上前から歯科の予約をしていたので(こちらも定期検診。)歯科へ行き、
木曜日。
3ヶ月ぶりに1/5(ごぶんのいち)先生の診察を受けました。
先生はエコーと触診でそれらしき “ 何か ” を確認。
「でも、手術で疑わしい部分は切り取って 『癌ではなかった。』 って診断が出たんだし。」
と、先生もこの事態に戸惑いを隠せない様子でした。
そして、その場で針生検をすることになり、
グ~サ、グ~サ、何度も針を刺されました。(←麻酔なし。涙)
先生は、「不安だろうから。」 って、超特急で検査に出してくれて、
金曜日。
2011年11月11日。
「イチ」 並びの縁起が良い日。
結果は
白!
癌ではありませんでした!!
良かった~!!!
元凶の “ 何か ” の正体は、“ 壊死した脂肪組織 ” とのことでした。
乳管が袋状に膨らんで中に内分泌液などが溜まる “ のう胞 ” であれば
エコー検査で比較的きれいな丸い形をしているらしいのですが、
私の “ 壊死した脂肪組織 ” の塊はイビツな形をしていて、それは
乳がんのときに見られる症状に似ているので、
オジイチャン先生は紹介状に 「乳がん」 と書ききっていたらしいです。(苦笑)
さらに念を押して調べる為には乳房MRI検査がいいらしいのですが、先生と相談の上、
それは3ヶ月後の来年2月、手術後2年の検診のときにすることにしました。
本当に眠れない7日間でした。
これでグッスリ眠れる・・・と思ったのですが、
今回の経験で私の中に
「本当に乳がんを発症してしまうかもしれない。」
「あの苦悩の日々が再び訪れるのか。」
という恐怖が色濃く残りました。
その証拠に、乳がんではなかったとわかったにもかかわらず、その夜に見た夢は
「古くて暗い大きな病院の中で乳腺外科を捜し歩いているんだけど行けども行けども見つからない。」
という夢でした。(結局、行き着けないまま目が覚めたし凹)
それに、この騒動のために診察&針生検代2,880円、その結果を聞くために370円かかりました。
タダでは済まないとは、このこと。
これが一生続くのかと思うと、土曜日の夜もやっぱり嫌な夢を見たのでした。。。